
前回、新品ZⅢ(2018年11週)を投入したものの、いまいちな結果となってしまったためフロント、リアのバネレート、リアスタビの見直しをすることにしました。
手配していたスプリングは運送会社の手違いで当日間に合わず(何故か九州に行ってたとか・・)、ショップさんのご厚意でクスコの黒バネ(低反発)のレート違いを2セット貸して頂き、リアスタビは手持ちの前期(φ14)、クスコ(φ14 前期比73%)を持って行き現地で付け替えそれぞれテストしてみました。
≪1セット目≫
F&Rバネレート 基準値
タイヤ ZⅢ 2部山
減衰 基準値
気温 8度
フロントスタビリンク 10mm延長
リアスタビ クスコ(φ14)
タイム 46'1
リアの動きがよく、トラクションUP
スライドコントロールに難ありでクセが少し強く乗りづらい。
(リアバネレートを落とすと良くなるかも?)
フロントスタビリンク10mm延長しスタビの効き始めが変わることで、
なんらか変化があることを期待してみたが、阿讃はコーナリングの時間が少ないため
峠、街中での動きは良くて好印象だったが、このコースでは優位性を感じられない。
過去同様のテストを行った事もあるため予想どうりの結果に納得。
二枠目に備えて、 前期(φ14)スタビに交換、フロントスタビリンクを元に戻す。
≪2セット目≫
F&Rバネレート 基準値
タイヤ ZⅢ 2部山
減衰 基準値
気温 12度
フロントスタビリンク 基準値
リアスタビ 前期(φ14)
タイム 46'1
1セット目よりリアの動きが渋くなるが、スライドコントロールは良好。
トラクションスライドコントロール性が良く、バランスが良い。
フロントの初期レスポンスも良くなり、タイムは安定。
≪3セット目≫
F バネレート 1kgダウン(クスコの黒バネ(低反発))
F 減衰 圧1段UP 伸び2段DOWN
タイヤ ZⅢ 2部山
気温 15度
タイム 46'4
フロントのバネレートを落としたためフロント減衰でステアバランスを調整
フロントの荷重もキープでき、ストローク不足もなく感触は良い。
リアはスライドが始まるとジワジワ流れてしまう。
リアバネレートも1kgダウンした方がバランスが良くなるが、
必要なレートを持っていないため、次回確認することに。
≪4セット目≫
F バネレート 1kgUP(クスコの黒バネ(低反発))
F 減衰 基準
タイヤ ZⅢ 2部山
気温 17度
タイム 46'7
スプリングの特性の違いはあるものの、2セット目との大きな違いはない模様。
リア減衰の圧・伸のクリック位置を極端なセットで確認してみる。
例えば、圧5段 伸20段 と 圧20段 伸20段 の伸びの動きは同じではなく
すくなくとも圧側の影響も受けるため、場合によってこういった使い方もできると
いうこと。
同じ操作でも減衰調整によって1コーナ立ちあがりのタイムが0.2程度変動
することなど、ショックの使い方が少し分った気がする。
4枠それぞれテストの結果、現状だと前後1kgダウンが丁度良さそうな感触。今までの車のバランスを判断すると、路面温度も上がる5月~10月なら現状のレートで良いのかもしれませんね。^^; ZⅢを基準とするならば・・・。
リアスタビは、今の仕様だと、前期リアスタビがトラクションとスライドコントロールのバランスが良く、前期スタビを基準にして、走るコースによって後期スタビ、クスコスタビを使い分ける方向となりそうです。
11月は何をやっても変動しなかったタイムがリアスタビの変更で動き始めたのと、バネレートの見極めが出来て、ショックの減衰もいろいろバランスを変えることでトラクションの出方が変えれることも確認できたので、復調の兆しが見えてきました。(涙)
このテストのあと、手配していたスプリングも無事届き、バネレートは前後1kgダウンにして、先週の日曜日に走行してきましたが、今度は別の問題も発生したり、また前回、投入したZⅢ10部山の熟成具合も分かり、もやもやが確信に・・・。^^;
次回、「一進一退」に続く。
Posted at 2018/12/20 20:28:51 | |
トラックバック(0) |
86 阿讃サーキット | 日記