一般的にブレーキの冷却というとホースを使うことが多く、
86の場合、フォグランプを外すとダクトを付けやすいデザインですが、
水平対向エンジンのおかげでホイールハウス内のスペースが少なく
ホースを引くにはエンジンルーム内に通しフロントショックの下部まで
ホースを引き込む事になります。
この場合、エキマニ(O2センサー)に近いレイアウトとなるのと
エンジンルーム内には少しでも余計なものを引き込みたくないこともあり
いろいろ試作を繰り返しロアアームに導風板をつけることにしました。

※構想はロアアームに沿って導風板を・・・。(^-^

作成過程は割愛。(^^;
写真は仮り合わせのVer1.0ですが、現在は少し形状を改良してVer1.1になってます。
縁石に引っかけたときや、風圧などの耐久性も考慮して
アルミ板は0.6mm(ロアアームの曲線に添わすと案外強くなる)
当初はステーで固定しようと思ってましたが、試作を繰り返すため暫定のタイラップ留めです。
この状態で高速道路での走行テストも実施していますが、全く問題ありませんでした。

最低地上高はかなり遠慮気味にして120mmとってるため地元のサーキットの縁石もきっと大丈夫かな・・・ ちなみに、アンダーカバーの真ん中は地元のサーキットでコークスクリューの凹凸路面で擦ってます。 このコースを走る限りリップは永遠につけることはないですね・・・。
ステアリングをフルロックした状態や、ストロークした時のクリアランスを取ったりすると
当初よりも少し小ぶりで、ガイドも無くなっちゃいましたが、まだまだ不細工なので、
今後少しづつ改良していく予定です・・・・。(やる気があれば・・(^^ゞ)
気になる導風板の効果ですが。
◆市街地のテスト①
右 導風板 有り ローター 155℃ キャリパー 45℃
左 導風板 無し ローター 178℃ キャリパー 45℃
ローター温度は左右で約20度の差。思ったよりも効果があるみたいですね。
ちなみに左側も導風板を付けた状態で確認してみました。
◆市街地のテスト②
右 導風板 有り ローター 156℃ キャリパー 45℃
左 導風板 有り ローター 158℃ キャリパー 45℃
ほぼ左右のローター温度は同じになりました。
キャリパーはこのぐらいの温度ではあまり変わらないようですね。。。
遠慮気味の導風板ですが、市街地でも効果があるようなのできっと、サーキットでも効果があるはず・・・・(多分)
天気が良ければ来週末に、テスト走行に行って検証してみます。(^-^)
Posted at 2013/09/30 00:25:06 | |
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