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2018年10月28日 イイね!

FT86 KOUKI シェイクダウン(その3)

FT86 KOUKI シェイクダウン(その3)今回はリニューアルした車高調について書きます。

KOUKI乗り換えに伴い、使い込んだスーパーオーリンズから一新してCUSCO SPORT TN_Rへチェンジしました。 事前にテストコースで走ってチェックはしているものの、路面の悪い阿讃でまともに走れるかが今回気になるところでした。

テストコースで選択した減衰でまず走行を行い、ブレーキングの姿勢、トラクションを確認しながら、走行毎に減衰を変えてチェックしていきます。持ち込み状態だとブレーキングの安定性が少し足りなかったため、いくつか減衰を変更した結果、キャロッセ基準からフロントは圧伸1段弱、リアは圧1段弱が乗りやすいくタイムも良いところが見つかり、とりあえず阿讃の基準は決まりました。

テストコースはスピードレンジが高く、舗装も良くなくアンジュレーションでスプリングレートの硬さが少し気になっていたので、阿讃の路面もあまり良くないため、走らせる前はダメかな・・と思ってましたが、減衰ダイヤルの微調整で問題なく走らせることができました。^^

現状仕様の想定タイムも難なくクリアできたので、今後、車高、アライメントなど、細かい調整でどこまでタイムが縮めれるかです。^^;



現地では減衰のみの変更で終始しましたが、阿讃に持ち込む前に、テストコースを走らせフロントの動きが気になったので、フロントのみ少し手を加えています。

当初フロントのスタビリンクはノーマルを使ってましたが、スタビのツッパリ感が出ていたので、調整式のスタビリンクで長さを調整してフロントのツッパリ感を減らしつつ、ステア特性のバランスの良いところに帳尻も合わせています。 また、フロントの伸びストロークが不足していることからブレーキロックが発生しやすいこともあり、ヘルパーを入れて10mmの伸びを確保しました。

これらのおかげで、初期状態から乗り比べると路面のトレース性も良くなり、フロントについては妥協できる範囲になったかなと思います。 これ以上を求めるとダンパーの仕様を変更しないといけなくなるので、もう少し色んな所を走ってから仕様変更するのか判断したいかなと思ってます。

阿讃を走った感触では、ショックの動きがしなやかで、トラクション性能が良いのが、TN_Rの特徴ですね。 減衰は2WAY調整といってもバネレートに対して使うところは限られるので基本は1WAYと同じなんですが、あと少しトラクションを出したいといった微調整が可能だと思うので、今後いろんなシーンで期待しています。^^



減衰調整時の注意点として、TN_R使用中の諸先輩からのアドバイスによると、伸圧ダイヤルは同時に一番硬いところ(伸1段、圧1段の状態)に締めこまない事!! 最悪固着する場合があるだとか。^^; 

減衰調整は、まず伸を締め込んでから使いたい減衰に戻す。次は圧を締め込んでから使いたい減衰に戻す。といった具合で、伸圧を調整する方が良いとのことでした。


あと、スプリングについては現在UC-01ではなくクスコのBlue springを使ってます。

Blue springは昨年、仕様違いのものをテストしていますが、現行仕様は中反発の部類、ハネが少なく、しっかりする感じです。 UC-01よりもレスポンスが上がるので正確な操作(荷重コントロール)も必要となりますが、M字の切り返しや、最終コーナーの動きが良くなりました。 ただ、スプリングはお父さん役で、ダンパーはお母さん役、両方のマッチングがとても重要なので、組み合わせ次第で良くも悪くもなるのが難しいところです・・・。^^;

また、今回から前後同一の自由長ということもあり、以前とフィーリングの違い(レスポンス、リアの粘り)もあり、以前のデータから少し違う方向でのセッティングが必要ということも少し分かったかなと・・・。

その後、ECUチューニングも完了し、阿讃、タカタも走行させましたが、パワー&気温の違いでバランスが変わってしまうことや、またスピードレンジが少し高いタカタを走しらせると分かってしまう事実。車のバランス(セッティング)は奥が深いです。^^;

次回はそのあたりの話を少し書こうかなと思ってます。
Posted at 2018/10/28 21:51:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月14日 イイね!

FT86 KOUKI シェイクダウン(その2)

FT86 KOUKI シェイクダウン(その2)





前回は冷却性能について書きましたが、今回はブレーキ関係について書こうと思います。 

ブレーキの確認点としては、ブレーキダクトの有無による温度差、ブレーキバランス、ABSとの相性確認といったところで、ZENKIでバランスを取ってただけにKOUKIはどうなるか、走りに影響が大きい部分だけに気になるところです。

まずブレーキダクトは、ZENKI仕様の時は自作で導風板を作成してましたが、ネットでポルシェ 911 GT3 の純正ブレーキダクトを流用している方がいらっしゃるのを見つけたので、物は試しと取り寄せてみました。^^
 
 ※ポルシェ 911 GT3 純正フロント ブレーキ スポイラー ダクト

接触しそうなところはハサミでカットして、タイラップを通す穴を空け、 フロントロアアームに仮止めしてみると、アームの太さの違いで隙間が空いてしまうんですよね・・・^^;



隙間が気になったのでダクトの裏側と表側に黒のアルミテープを張ってみましたが、少し凹凸があり空気の流れに拘ると微妙なところですが・・・。 まぁ、気にしないということで。^^;



少し前置きが長くなりましたが、せっかく取り付けたこのダクトは効果はあるか?ってことで、ダクトの有無によるローター、キャリパー温度を測ってみました。


走行状況として、気温30度、阿讃30分枠走行後、1週クーリング後の温度
ブレーキ仕様;F&R Winmaxキャリパー& 355mmローター
 右フロント
  ・ダクトなし  ローター 200度  キャリパー 105度
  ・ダクトあり  ローター 180度  キャリパー  100度

参考
右フロント
 86ZENKI同仕様 、自作ダクト、純正バックプレート有
 右フロント ローター 240度  キャリパー 125度

 86ZENKI GC8 F:4POT 294mmローター R:2POT 316mmローター
 右フロント ローター 480度  キャリパー 186度

ダクト有では、ローター温度が約1割温度は低い(街乗りでも確認済み)ので効果はきちんとあるようです。以前作成した自作ダクトとの差はあまりありませんが、作成する労力と費用を考えると、この流用はアリかなと思います。^^

ダクトについては想定範囲の結果ですが、意外だったのはZENKIの同仕様よりも、ブレーキの温度が低いことが分かりました。 バックプレートを小型化しているのも少なからず影響はあると思いますが、ZENKIの場合VSC OFFでもブレーキLSD制御が入るためブレーキ温度が高くなりやすく、KOUKIは全OFFできるので、その差が出ているようです。

ブレーキをガツンと踏む事が多い阿讃では問題なかったものの、ローター温度が低くなると、ブレーキパッドに対する要求も違ってくるため、コントロールブレーキを多様するタカタで走ると違いがあるかもしれませんね。

ABSについては純正キャリパーの場合、ZENKIとそれほどの差があるようには思えなかったんですが、キャリパー、ローターを大きくした場合、制御の細かさが利点になってきて、フルブレーキでもフロントが吸いつくように止まるのはKOUKIで良くなった点ですね。 ABS介入によるアンダーステアも減っているので、ここ一発のミスは無くせるかなと思ってます。^^

前後バランスはZENKIのデータを元にセットしてみましたが問題なし。


あと、今回フロントキャリパーは新しくなりました。性能面は以前のテストモデルと大差はありません。しいていえば、ピストンのダストシールがついたぐらいですね。^^

フロント6POT、リア4POTキャリパーに355mmのローターとなると、ペダルストロークが無く扱い辛くない?とたまに聞かれる事がありますが、今使っているWinmaxさんのブレーキキットはペダルストロークもありノーマルから乗り換えても、違和感なく使えると思います。 例えるなら86GRのADVICSのキャリパーと同じ感覚で乗れると言ったらほうが分かりやすいかもしれませんね。

正直、効きだけでいうと86にはオーバークオリティですが、純正ローター径296mmではローター温度は非常に高くなるため、耐久性を考慮すると、ローターを大きし、また冷えやすいものが必要となってきます。

ビックローター化によりストッピングパワーは当然強くなり、発熱は少なくなるため、コントロール性が重要になるミニサーキットだとマッチングは難しくサーキット向けのパッドでは温度域の関係でフィーリング変化が大きく、ストリート系のパッドは初期が強く出てしまうので、現在はWinmaxのジムカーナ向けであるItzz R2.2相応の材質を使い効きとコントロール性の両立を図ってます。

前述したとおり温度域が低くなるため、ジムカーナ用のパッドでも熱で厳しい阿讃で連続周回しても全く問題がないため、TC2000までなら今のパッドで大丈夫かなと思います。ちなみに岡国だとすこし制動力が必要となるため、効きが強めの傾向となり、同社のARMA AP1が良い感じになります。

ブレーキの容量が大きくなることで、パッドの寿命は二倍程度に伸びるし、ローターも減らない、パブの寿命も延びるなど、サーキット走行するうえで、86にビックキャリパー&ローター化のメリットはものすごく大きいので、予算が許されるのであればオススメです。^^

ダクトは想定範囲の結果と、ブレーキに関しても現状仕様で特に問題ないことも分かり、前期・後期の差も把握できたシェイクダウンでした。^^


次回は、リニューアルしたダンパーについて書く予定です。
Posted at 2018/10/14 20:03:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 86 チューニング | 日記

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温泉、ドライブ、旅行も大好き♪  もちろん車でぶーんとあちこち行きます。 過去車歴は、ZN6(前期)、SW20(NAを3台)やNA8Cなど
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