
サーキット走行後の解析ツールとして役立ってるデジスパイスが、昨年末ぐらいから走行途中にバッテリー切れを起こすことが多くなり、度々ログが取れてない事がありました。
先日の走行では満充電をしても遂に30分持たなくなってしまいました。^^;
購入してから5年近く経つためバッテリーの寿命なのは仕方がない事ですけどね。
そのうち次のデジスパイスⅣが発売されないかなと、暫く我慢してましたが、次期版のリリースは2022年発売予定。流石にそこまでは待てないので、バッテリー交換の依頼をすることにしました。
バッテリ交換の依頼はデジスパイスの田口さん宛に「バッテリー交換希望」と書いたメモとデジスパイスⅢを一緒に送ると、バッテリーを新しいものに交換して返送してもらえます。
返送後は一度動作確認し、問題なければ交換費用(3.300円税込)を口座に振込むという流れ。
デジスパイスⅢを発送してから2日後には返送されたので、思ったよりも早く対応して貰えました。^^
発送の手間などは少し面倒ですが、メールの回答も早く、迅速に対応して貰えますので、バッテリー交換に迷っている方に参考となれば良いかなと思います。
さて、これでデジスパイスⅢの問題も解決したし、
さらに、アタックシーズンに備えてNewタイヤも用意した!
そうなると早速、走りたくなってもんですよね!^^
ここしばらく天候を睨めっこしながら、休みのスケジュールを調整し、先日ようやくNewタイヤで走行することができました。
時間の都合上、夕方には戻らないといけなくて、現地滞在は10時過ぎがリミット。当日は7時到着からの準備開始、そして9時走行、10時過ぎに撤収といったドタバタスケジュールでしたが、その甲斐あって自己ベスト更新です。^^
そして、その日のリザルトはこちら↓です。
そういえば・・・。
Newタイヤをナニにしたのか、書いてなかったですね。
ちなみに、今回用意したタイヤはこちらです。
71RSで最近のBSタイヤの感触が掴めてきたので今回はその流れで使ってみることにしました。
リザルトを見ると解ると思いますが、このタイヤでベストは6週目なの?と思うかもしれませんが、265サイズは少し熱が入りにくく、曇空の気温3度、路面温度2度の状況だと、86の車重では熱が入るまでに少し周回が必要でした。
最初の1週は縦方向にタイヤの皮剥きし2週目はウェービングしながらサイド側を当たりつけをして、3週目からすこしペースを上げて行きますが、リアはだらしなく滑るし、フロントの手ごたえも無くアレ?って感じで・・・。
4週目に58.8が出たときの感触はアレ?これはヤバイかも!!と、めっちゃ焦りました。^^;
そして5週目の3コーナあたりから少しづつ手ごたえが良くなってきて58.0。
続く6週目にようやく強烈なグリップが出てきましたが、そこに上手くアジャストできすブレーキが余ってしまう始末。フロントタイヤに頼ってしまうドライビングとなってしまったり、最終コーナー手前で何気にスマホが表示しているlapタイムが目に飛び込んでしまった事で、最終コーナは少し力み過ぎてロスしましたが、なんとか57秒台に入れる事ができました。
そして、その勢いのまま7週目も連続アタックに入ったものの、今度は逆に飛び込み過ぎて失敗。ここでアタックを中止しピットに戻りタイヤの内圧や温度などのデータを取る事にしました。
走行後の右フロント、左フロントのタイヤはこんな感じです。
つづいて右リア、左リアのタイヤはこんな感じです。
負担をかけた左フロントはこんな感じです。
今回初めて使うタイヤということでデータが無く、ドライビング面でもリアタイヤを使いきれてないので、そこを上手く使ればあと0.5秒は行けそうな雰囲気もしますが・・。まぁタラレバいっても実力以上のものは出ませんので。^^;
その後、時間の関係もあり早々に撤収。今回の走りの事をアレコレ思い出しながら、ココとアソコはまだ詰めれるよな、、、などなど回想しながら帰宅。
そして、自分のイメージと車載との違いを早速確認しようと、カメラのデータを再生すると、なんと映し出されたものは、撤収作業をしている自分の姿でした・・・ _| ̄|○ ガックリ
記憶をたどると、確かに走行前に録画ボタンを押した記憶がなくて、撤去してる際になにかの弾みでその様子が録画されたようです。
早めに現地に到着して車の準備に時間をかけたまでは良かったんだけど、初めて使うタイヤのイメトレに集中するあまり、走行直前に録画ボタンを押し忘れてしまう失態をやらかすとは・・。
なので、今回の車載はナシ。。
せっかくベスト更新したのにね。^^;
デジスパイスのログは取れてたので、今回の仮想ベストは57.6
過去ベストで乗れてるときと比べるとココとアソコはまだ詰めれるところはやっぱりあるよねと。。。
そうなると、いろいろとモヤモヤするものがあり、翌週のスケジュールを調整してリベンジに行ってきましたが、タイヤが良い状態になってきたタイミングでワイパーが必要なぐらいの通り雨が降り始めてアタック中止、次の枠は走行台数が多くてピークグリッブ時にクリアラップが取れず、またタイヤカスの影響もあり見事に撃沈しました。^^;
この日は、その場の状況で判断したことが、すべて悪い方向の流れとなってしまった日でしたね。。。^^;
そんなこともたまにはありますが、タイヤの使い方も分ってきたので収穫もありました。
撃沈の悪夢はさておき、
今回このタイヤを使った感想をまとめると、
・86の車重だと思ったより熱の入りが悪いので、路面温度によってはしっかり温める必要がある。
一旦熱が入った後のリスタート(40分程度冷やした後でも)はタイヤの熱はすぐ入る。
朝イチは可能であればタイヤウォーマーをかけて温度管理したほうが良いかなと。
というか、そういう環境のもとで使うタイヤですね・・。
・タイヤカスは思いっきり拾う。
コンパウンドでグリップを稼いでいるため、トレッド面がきれいな状態でかつ
ピークグリップ時で一気にタイムを出さないとタイムは出ないし、
熱入れで周回しているうちにピックアップすることがあったので、
そういう面でも、タイヤウォーマーを使うほうが良いかなと。
・タイヤの摩耗やトレッドの荒れは思ったより少ない。
・トラクション、ブレーキングといった縦方向のグリップはBSらしくかなり良い。
縦横を混ぜてもグリップが抜けることもなく、ピークグリップは強烈。
A052との比較では、コーナリングスピードはそれ程高くなく、横GはA052が高い。
過去ベストの比較ではブレーキング、トラクション性能の差がタイムの差として表れてます。
・ここのミニサーキットでは71RSのようなトレッドのヨレや接地荷重の変化
によるグリップの変化量があるようには感じてないので、
次回は国際サーキットでの高い速度領域でどうなるのか確認しておきたい。
・タイヤ温度は左側の前後ともトレッド中央の温度が明らかに低い状況。
右側は問題なし。 冷間1.45通しから温間F 1.8 R1.75。
71RSはリアが上がる傾向だが、このタイヤは違うみたいなので、
リアに関して冷間時0.05程度上げておいたほうが良いのかも。
トレッド面の温度についてはバネレート不足の可能性大。
といった感じですね。
ふと、気が付けばデジスパイスⅢのバッテリー交換の話から、いつの間にかタイヤインプレになっていますが・・・。^^;
今年の走行は今回で走り納めで、次回の予定はまだ未定。
年明けの天候を見ながら、次は岡国の走行を計画しています。
岡国の目標は45秒台。
今年の2月に出したタイム(1'46.6)を更新しておきたいと思ってます。^^