奇岩遺産　栃木・大谷

先週から今週にかけて、
HONDA THANKSDAYで検索をかけて
訪れてくださる方が多く……。

でも、今年は行きませんでした(^-^;)
だって、12月のもてぎは寒いし…w




昨年のもてぎで思い出した、ボツ写真シリーズ第一弾。
昨年末はとても忙しく、ブログを更新出来ずに
お蔵入りになっていたとある場所…。




栃木県宇都宮市大谷の名産品「大谷石」。
その石の採掘場である「大谷資料館」（詳しい内容は過去ブログにて）
その一帯には大谷石にちなんだ名所がある。


その一つの「大谷寺」。
大谷石の洞窟内に存在する天台宗のお寺。
奈良時代後期から平安時代初期までには創建されたといわれている。







大谷石とお寺の本堂が一体化している見事な景観。







上方からの方が、そのスゴさがわかりやすい。


本堂内は当然撮影禁止。
弘法大師の手による千手観音像や、多くの磨崖仏が拝観できる。



併設されている宝物殿には、ここより出土された
縄文時代最古の屈葬された人骨も展示されている。



大谷寺の庭はちょうど紅葉のシーズンだった（2014.11.24）。





大谷寺の上は御止山（おとめやま）という山がある。
名付けの由来は、この山に登ってはいけないという意味合いで。
なんでも、この山の頂上で松茸が採れるので
一般人を入れない為に入山を禁止したためとか。





大谷寺から右手側に建立されている「大谷平和観音」。



戦死者を追悼する目的で、終戦後の昭和23年から6年をかけて掘られた
手彫りの観音像。像高は末広がりの88尺8寸8分（26.93m）




階段を登って像のすぐ近くまで行けて、
その優しいお顔を拝観することができる。



その視線の先には…







東のマヤカンこと「山本園大谷グランドセンター」。

（マヤカン＝摩耶観光ホテル、通称マヤカン
　美しいその姿から、廃墟好きにはタマらない憧れの地）




山本園大谷グランドセンターは昭和30年代に開業し、
昭和末期に廃業したヘルスセンター。
映画「貞子3D」のロケ地でもある。



錆び付いた鉄の看板跡。









その鉄看板の奥に望む廃墟。




うっそうと生い茂った緑に包まれた時期の外観も良いが、
建物と大谷石が渾然一体となっているさまと
紅を纏っているこの退廃美がとても素晴らしい。


















検索すると、内部侵入したブログが沢山あるけれど、
私有地なので、当然立ち入り禁止。
しかも内部は危険を伴うそうなので、外から愛でるだけにとどめよう。