おかしいなぁ、もう一カ月前のお出かけになっている…。
まだ半月くらいしか経っていない気もするけど。
30日朝の台風24号はこんな状況。
TVを付けていなかったので全く把握していなかったけど
関東では昼前から外に出るなというお達しが出ていたみたいですね💧
山形の空もようは曇り空で風はなく、まだ台風らしい感じはしない。
とはいえ、どの時点で雨が降るかわからないので、
山寺(立石寺)はムリ。
景観も良く無さそうなので、今回はお預けしてまた次回に…。
こういう日の観光は建物巡りに限る。
開館時間:9時〜16時半
入場:無料
文翔館裏手側に無料駐車場有り
大正初期の洋風建築。
イギリス・ルネッサンス様式を基調とし、煉瓦造りの3階建て。
外壁はレンガの上に花崗岩を貼っており、屋根は玄昌石のスレートを貼ってある。
旧県庁舎で、1984年まで山形県東南村山地方事務所庁舎として使用。
その後、国の重要文化財に指定されたこともあり、1986年からおよそ10年かけて修復工事を開始。
復原後は1995年10月に「山形県郷土館」(文翔館)として開館した。
こちらは「旧県会議事堂」 1916(大正5)年竣工
この石は山形置賜地方特産の花崗岩のモニュメント。
外壁の壁石として使用されている。
旧県会議事堂から見た旧県庁舎。
大正初期の煉瓦造公共建築として数少ない遺構なんだそう。
台風が来る日の朝ということもあり、訪れる人もまばら。
入口でボランティアのガイドさんに声をかけていただき、案内をお願いした。
こちらへ行く場合は絶対ガイドさんの解説を受けた方が良い。
(本来であれば要予約。当日空きがあれば可)
個人で廻っていたら、わ〜スゴイね〜。で終わってしまうけれど
かなり広い建物内を一緒に巡りながら解説してくれる。
ホントにココ無料でイイんですか!?
正庁。
訓示や辞令交付に使用された、いわば講堂にあたる場所。
天井から床の絨毯、調度品にいたるまでものスゴイ豪華な造りとなっている。
天井の漆喰も、細かな意匠がほどこされている。
光の当たっている部分に左官さんが遊び心で一箇所だけ山形の特産品のさくらんぼ🍒を入れたそうな。
こういう事って、ガイドさんに聞かないと絶対にわからない。
この部屋は知事室。
知事の椅子には実際に座ることが出来る(写真は椅子に座った場所から見た絵)。
他にも沢山の部屋があるけれど、全部載せるのは大変なので詳しくは
HPにて。
時計塔は、札幌の時計台に次いで2番目に古いもので、銅板飾りの塔屋と重錘式の動力で動く。
5日に一回、時計職人の方が手動で巻き直している。
文字盤には風防はない。風防があると湿気などで逆に傷んだり壊れたりしてしまうそう。
そして、この建物の半分から下の煉瓦の色が違っている。
というのも、建築途中で埼玉・深谷の煉瓦の製造会社が倒産したため、途中から他の会社の煉瓦を使用。
なるべく色を揃えてもらったらしいけれど、やはり違う会社なので、ここまでの濃淡がついてしまった。
ちなみに埼玉の
深谷駅が東京駅ソックリだけれど、それは
東京駅の煉瓦が深谷産のため。
2階の廊下。
県会議事堂に向かう1階の廊下。2階の廊下とは全く趣きが違う。
県会議事堂の議場ホール。
ここではコンサートや演劇など、一般にも貸し出しされている。
半日あたりの利用料を聞いたらありえない位の安さで心配になってしまった。
維持管理大変だろうから、ちゃんと入場料も取ってもいいのでは? と、逆に心配になってしまった。
中庭は煉瓦の外壁に石畳と、ここはホントに日本なのか?と思わせるような場所。
今でもロケ地探訪に訪れる人も多いとか。
ガイドを付けて1時間程の探訪。時間があればもうすこしゆっくり眺めていたかった。
こちらの狛犬は力強い出で立ちで、とてもカッコいい✨
こちらは市神神社。商売繁盛の守り神。
神主さんがお祓いをしているので、何をしているのかと見てみたら車祓をしていた。
イイですね〜。安全運転で楽しんで下さいね〜。
湯殿山神社、市神神社の御朱印をいただく。
初穂料:それぞれ300円
まだ雨も降る様子もないので、山形城跡「
霞城公園」へ向かう。
無料駐車場は霞城公園北門から進入。
霞城(山形城)は日本百名城のひとつ。本丸大手門の高麗門、土塀を復元済み。
広い敷地の平城を取り囲む堀には桜が植えられており、満開時はとても綺麗だそう。
本丸はというと現在発掘調査中。2033年をめどに調査終了とのことなので復元はまだまだ大分先だなぁ。
ここへ来たのは霞城を見にきたのではなく、
山形市郷土館(旧済生館本館)の見学。
旧済生館本館
開館時間:9時〜16時半
済生館は、1878年(明治11)に山形県立病院として建設された。
東北地方で最も早く西洋医学を取り入れ、診療の他に医学校が併設され、
オーストリア人医師ローレツを金沢医学校から招聘した。
欧米の建築を日本の職人が見よう見まねで建築したため
外観は洋風だけど、良く見てみると和風であったり中国風であったりと、リミックスされている建築物。
明治の始まりと共に生まれた擬洋風建築は明治10年にピークを迎え、20年以降には建てられていない。
中庭は日本庭園と、周りを取り囲む楼はどこか中国風。
回廊に沿った病室内は、当時の資料や医療器具などを展示。内部写真撮影NG。
旅行に行くと絶対に立ち寄るご当地スーパーでお土産探し。
ココでお味噌や
雪割納豆(←コレめちゃくちゃウマいっ!)などのお土産を購入。
フードコートで見かけた山形のB級グルメ「
どんどん焼き」なる食べ物。
お好み焼きに紅ショウガを入れて薄く焼き、割り箸にくるくる巻き付けて魚肉ソーセージと海苔をのせたもの。
甘みの少ないけっこう辛めのソース味。なんとも素朴な味で美味しい。
1本150円(たしか)とリーズナブルながら、なかなかのボリューム。
さて、どんどん南下して…といっても蔵王へ行ったらそりゃあ温泉ははずせない。
という事でまた立ち寄り湯。
ホテルのフロントでチケットを購入。料金800円。
内湯、露天、足湯、全て源泉掛け流し。
蔵王温泉の湯はPH1.6前後の強酸性の硫黄泉。
どの時点で台風に遭遇するかわからないので急いで帰らないと。
でも、温泉につかったらおなかがすいた…。ので、米沢で夕食を。
米沢といったら米沢牛!
米沢で老舗の米沢牛専門店
金剛閣の別ブランドのお店。
米沢牛鍋定食 2,500円
牛鍋の他に、ご飯、お漬物、小鉢、お味噌汁付き。
固形燃料で温める鍋の表面には米沢牛が敷き詰められている。
赤身主体の米沢牛ながら、お手頃価格で食べられるのが嬉しい。
牛鍋もいいけれど、ぜひ追加してもらいたいのがこちらの「マクラの塩焼き」。超おススメ!!
「マクラ」という部位は、スネ肉の前足側の方の稀少部位で、味が濃くとてもやわらかい。
ワサビじょうゆで召し上がれ。
さて、時刻は20時。
そろそろホントに帰らないとマズいことになるハズ…!?
予定では21時〜03時に関東最接近。今はまだ山形で家までは300km超。
どう計算しても台風に向かって突き進むことは確実w さぁがんばろう。
米沢では降っていなかった雨が、福島に近づくにつれ雨が振り出し、台風らしくなってきた。
途中のSAで停車しているのはトラックばかりで一般車はほぼ皆無。
SA・PAまでたどり着けなかったトラックたちは比較的安全な場所の路側帯で停車。こんな光景初めて見たよ。
風にあおられひっくり返るよりも停車してた方がいいね。
そんな風が強い状況なのに、80km規制とは如何なものか?
そこまで出せるチャレンジャーは皆無なので、誰も追い越しは走っていませんでしたが…。
羽生PA手前で高速の電光掲示板で首都高中央環状線(C2)湾岸方面が通行止めという事を知る。
ここで降ろされると結構な距離を下道か〜。飛来物多すぎてイヤだな〜💧
そういえば外環(C3)湾岸方面、最近ようやく繋がったんだっけ! よかった〜。
辰巳方面も止まっている。
湾岸エリアに近づくと、ものすごい風と雨。ガラスに叩き付ける雨で視界は真っ白。
いやぁ、台風ハンパない。
帰宅後すぐ後に東京臨海部で最大風速40m/s近くまで記録したので
その前に帰る事が出来てホント良かった…。
東北方面は結構行っているけれど、なかなか行く事がない山形。
今回行く事の出来なかった山寺、ちょっと足を延ばして酒田の
山居倉庫へも訪れてみたい。