この日の宿泊地は秋田県横手市。
鳥海ブルーラインから象潟、由利本荘を抜け
秋田道を通り横手市へと入る。
しばらく走ると看板に「白瀬南極探検隊記念館」の文字が。
ノーマークだったけど行ってみよう。
きっとよくある小さな博物館で見て回るのにも30分もかからないんじゃない?
なんて言ってたら、なんだかすごく広くて綺麗な公園が。
想像しているよりもはるかに立派な建物でビックリ。
入口のペンギンがカワイイ〜〜〜💕
おウチへ連れて帰りたいw
入館料 一般:300円 小中学生:200円
開館時間:9〜17時
後から知ったことだけど、建築は黒川紀章氏だった!!
入口前には、実際に使用されていたスクリューが展示されている。
明治45年に日本人として初めて南極大陸に到達した白瀬矗。
出身は出羽国由利郡金浦村(現在の秋田県にかほ市)。
日本の南極大陸観測隊の歴史等について展示や資料がかなり充実している。
館内にはオーロラドームがあり、定刻になるとオーロラの映像が上映される。
上映もそこそこ長く、癒しの音楽とオーロラの映像を眺めているうちに我々寝落ちするw
ライブ映像は真っ暗だった。
時間によっては昭和基地での活動も見る事ができるハズ。
普通の氷は触ると手に水分が付くけれど、南極の氷の方はサラッサラ。
実際に南極点に到達した雪上車の展示。
後ろにはペンギンの剥製も何体か置いてあった。
雪上車内部。
2014年に機械遺産として認定。
30分位で見て回れるだろうと踏んでいたらとんでもない!
一時間以上滞在してしまい、かなり時間がおしてしまった。
お昼ごはんは「
清吉そばや」という蕎麦屋らしい名前なのに、ラーメンを出しているお店へ。
由利本荘近辺では有名なお店のようだ。
営業時間は、何と「6時〜18時半」で朝ラー対応のお店。
店構えはとてもラーメン屋には見えず、入り口のドアを開けるといきなり番台があり
そこで注文をし、会計した後に札を貰い、その後席に案内されるというスタイル。
中華そば:520円
秋田という場所柄、濃いめの味かと思いきや
昭和を彷彿とさせる昔ながらのあっさりめの飽きのこない味の中華そば。
具は甘辛く煮込んだ親鶏とメンマ、ネギと、とにかくシンプル。
親鶏を買って来て家でマネしてみよう〜っと。
南極記念館でかなり時間をとってしまったので、秋田道でワープして岩手県入り。
家族がいる場合のおやくそく
「ダムは一日1ダムまで!」
ひとりっぷだと、ダムのハシゴをしちゃうんだけどね。
重力式アーチダムとしては国内第4位の規模を誇る。
雪融けの水が大量に流れ込んでいるため、かなり水位が上がっている。
普段は下にある常用洪水吐から洪水調整を行っている。
6つある非常用洪水吐からの大迫力の放流を眺めることが出来る。
竣工時の試験湛水以降の50年間、非常用洪水吐は一度も使用された事が無く
試験的に2014年に放流が行われた時に、あまりにカッコ良かった(!?)ためか
それからは春になると、スプリング放流イベントが開催されるようになった。
ダムカードGET!!
この砂防ダムは、内部に通路を設けて人の自由な往来を可能とした特殊な構造。
流れ落ちる水流がまるで裏見の滝のようになっている。
水量の低下する7〜9月にしか通行が出来ない。
その貯砂ダムの方のカードはというと
「ほっとゆだ」駅向かいにある観光案内所で貰えるとのこと。
そこへ行く前に、春限定の錦秋湖の水没林を撮影。
この水没林が見られるのは、雪解け水でダムの水位が上がり
シロヤナギなどの樹木が水没する春先の一カ月間だけ。
夕刻なので、この駐車場からだと思いっきり逆光になるため撮影には不向きだった💧
早朝だとさぞかし幻想的な風景が見られるハズ。
もうちょっと時期が早ければ、桜と水没林を同時に撮影することが可能。
ほっとゆだ駅の観光案内所は17時まで。いそいでダムカードを貰いに行く。
さて、また県境を越えて秋田県へと戻り、ようやく宿泊地へ到着。桜が満開だね。
なんごう(ゆめ)おんせん → なごむおんせん と読ませるそう。
GWの宿泊予約に出遅れ、何とか探し当てたこの温泉宿。
5月3日で一泊二食付きで1人9,300円と格安すぎて
部屋すっごく狭いんじゃない? 食事はちゃんとあるの? とガクブルしていた。
が、心配ご無用。食べきれないほどの食事が出てきた。
天ぷらは冷めていたけれど、陶板焼を先に食べ
固形燃料が残っているうちに天ぷらを焼くというワザを使うw
部屋も数年前にリニューアルされていてキレイ(ただし冷蔵庫は無い)
食事は別室で1グループ毎。部屋に匂いが付かないのでコレが一番良いね。
この宿はとにかくお湯が良いという口コミが決め手となり予約をした。
人によっては「秋田イチ良い」といわれている。
実際、楽天トラベル風呂部門で2011年に日本一を取ったほど。
アルカリ性の硫黄泉で、日や時間によって白濁したり緑だったり黒だったりと5色に変化する。
この日は無色透明でちょっと残念。お湯は完全放流式浴槽の100%掛け流し。
硫黄&油臭のぬるぬる温泉。湯上がりはツルツル。
飲泉も出来るのでコップが置いてある。
手で少しすくってすこし飲んでみたけれど、薄い塩&ゆで卵味。
この温泉は源泉は2本あり、古い浴室と新しい大きな浴室にそれぞれ引かれている。
新しい方は洗い場も多く、露天もある。
古いの方には露天風呂は無いけれど、隅の方に一人用のちいさい湯船がある。
この小さい湯船の方にもう1つの源泉を使用しているので
この古い浴室の方だけで、2つの源泉を行ったり来たりが楽しめる。
このお湯は真っ黒だけど、同じ源泉を使用しているはずなのに
新しい方へ行ったところ透明なお湯だった。
日帰り温泉もやっており、朝6時!から20時まで。
朝ラーといい、秋田の人は早起きさんが多いのねw
部屋へと戻り、真夜中に窓を開けて夜空を眺めた所、ものすごい星の数。
周りに民家も宿も無い山の中の秘湯の一軒宿。
近くまで行ったら、またぜひ泊まりたい宿のひとつとなった。