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2018年12月13日 イイね!

ひとりっぷ「廃墟の女王・摩耶観光ホテル」編

ひとりっぷ「廃墟の女王・摩耶観光ホテル」編いよいよマヤカン調査の日。

数日前から雨予報が出ていて心配していたけれど
願いが通じたのか、この日は終日晴れるとのこと。

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うん、イイ探索日和になりそうだ!





集合場所は摩耶ケーブル駅。
駅周辺には駐車場が無いため、ちょっと離れた駐車場に停めて駅まで歩く。
わずか300mちょっとの道のりだけど、かなりの急坂でこの時点ですでに登山気分に…。

駅に着いた時には、もうヘトヘトに💦

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摩耶観光ホテルまでは摩耶ケーブル駅からケーブルカーに乗り、虹の駅で降りる。
JAFカードを持っていれば料金は2割引。JAFカード1枚につき4名まで。







虹の駅でマヤカンに通じる柵を開けてもらう。
ちなみに虹の駅からマヤカンを見る事は出来ない。
もし、柵を乗り越えて行こうとすれば直ちに駅員が飛んで来る。

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石段を下っていく我々の目の前に、マヤカンが現れた。

摩耶観光ホテル=通称:マヤカン
1929(昭和4)年11月営業開始。1945年に休業。以降15年以上に渡り、第一次廃墟時代が訪れる。
近隣の観光地化に伴い、全面改装し1961年営業再開。
が、67年ごろに集中豪雨により再度休業。第二次廃墟時代が訪れる。
1974年ごろに近隣大学の学生の合宿所として営業再開。
その間に、映画「ユー☆ガッタ☆チャンス」(主演:吉川晃司)(YouTube)や
ドラマ「過ぎし日のセレナーデ」(主演:田村正和)のロケ地としても使用。
(2016年には「デスノート Light up the NEW world」のロケ地にも)
1993年に合宿所としての営業も終了し、第三次廃墟時代突入。
阪神淡路大震災で建物自体に大きな損傷を受け、立ち入り禁止。
だが2000年代に入ると、廃墟ブームで不法侵入する者が多くなり行政指導が入る。
昭和初期の貴重な文化財として守っていこうと「摩耶観光ホテル保存プロジェクト」が立ち上がる ←イマココ

こちらのブログにものすごく詳しく掲載されているので、興味ある方はぜひ。






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マヤカン内部のにはセキュリティが張り巡らされており、
立ち入るとセコムの中の人ではなく、警察がやってくる。
なので、冗談ではなく本当に不法侵入はやめましょう。






今回のツアーはNPO法人J-heritageの前畑さん、ひょうごヘリテージ機構H2O神戸
クラウドファンディングで募った10名。大阪近辺の方3〜4名と、残りは関東からの参加。

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自己紹介の時に
「東京からクルマで来ました。クルマで巨大建造物を巡っていて、昨日は舞州のゴミ処理施設で写真を撮ってきました〜」
と自己紹介すると、皆さんザワついて若干引き気味w
一人で東京〜神戸間のクルマ移動はみんカラだと普通な気もするけれど
それってどうやら普通では無いようで!?
周りには稚内〜佐多岬のM氏や大阪〜九州一周のP氏がいるのでどうやら感覚がマヒして来たらしいw







今回は内部調査&写真撮影ツアーで、まずは写真撮影をしてから午後に調査をするとのこと。
産業遺産コーディネーターの前畑さんの案内でマヤカン内外を一周。

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床にはガラスが大量に散らばっている。







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窓ガラスもこのような状態。写真撮るのに夢中になりすぎるとザックリやっちゃうから気を付けてね、と。
頭上からも何が落ちて来るかわからないのでヘルメット装着で。






入口からはいってすぐにあるのは余興場という名の大ホールが広がっている。

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外からも見えた、このマヤカンの象徴というべき丸窓。
ホテル全体が鉄筋コンクリ建造で、この丸窓が舷窓っぽくも見えることから軍艦ホテルとも言われた。







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この大きなタイヤはB29爆撃機のものとされている。

戦争時に屋上へ落ちて来たなんていう話もあるけれど、
そもそも白く色が塗られているのはおかしいよね。
どうも、以前屋上にタイヤを使用した遊具があったそうで
何者かが屋上から屋根へ落とし、その後屋根を突き破ってここへ落下したらしい。







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新緑の季節の廃墟もいいけれど、どこか物悲しさをまとう紅葉の廃墟は別格。

他の参加者さんと話した際に、ここに来る季節は絶対秋に行くと決めていたと言っており
確かにそうだよね〜と納得。







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マヤカンにおいて一番有名な部屋の「額縁の部屋」
以前はガラスも割られておらず、椅子も壊れていなかったけれど
度重なる侵入者によって大分荒らされてしまった…。







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一番ゴージャスな部屋でスイートルームとして使用されていたけれど
改装以前は浴場として使用されていて、その上に床を張り部屋にしていたとのこと。
朽ちた床下を見るとその名残も残っていた。






元々、温泉のある保養施設として営業していたこともあり、浴場が数カ所残されている。

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かわいい船型のタイル貼りの浴槽も。一人しか入れなさそうだけど。






このホテルはアールデコ風の洋室のほか、旅館風の和室も存在している。

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床は抜け落ち、梁の部分しか通れず。
今回のツアーでは廃墟系の人wが多かったので、この和室部分も公開したとのこと。
普段のツアーではあまりここまでは公開していないらしいw







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第一次廃墟時代に書かれた落書き。
「昭和35年5月24日 阪田繁 13歳」
ということは、13歳で忍び込んだこの方は、もう71歳となっている…。







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他にもお見せしたい部屋がたーくさんあるけれど、
すさまじく長くなるのでそのうちにフォトアルバムの方へUPします。
興味ある方は気長にお待ちを。






さて、普通では見ることの出来ないこの摩耶観光ホテル。
どうしても外観だけでも見てみたいな〜という事だったら、
摩耶ケーブル駅からケーブルカーを利用し虹の駅へ。
そこからちょっと歩き、摩耶ロープウェーで山頂まで。
その時ロープウェーは山頂方向ではなく下界の方を向いて乗りましょう。
下りの時も同様に下界方向で。

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行きよりも帰りの方が被写体を合わせやすいのでおススメ。
当然、望遠は必須。






摩耶山頂からは神戸の町並みがよく見える。

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キッチュな色合いの王子公園の観覧車がカワイイ。






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夜景はさぞかしキレイでしょうね〜。







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他の方法としては摩耶山ポータルサイトでもイベントを開催しているのでそちらもチェック。
(外観のみで、今回のような内部公開はしていません)



あっという間に終わってしまった合法的マヤカンツアー。
この摩耶観光ホテル保存プロジェクトで、登録有形文化財として認定され
価値ある文化財として今後も残されてくれればと思います。





さて、この日のイベントはこれだけじゃありません。
ひとりっぷ@神戸の旅はまだまだ続くよ〜!
Posted at 2018/12/13 20:52:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | underground | 趣味

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MINIクロスオーバー(R60)と共に「巨大建造物」「産業遺産」「廃墟(合法的)」「青の絶景」「神社仏閣」などを巡り、撮影&ひとりっぷ。 コロナ渦をきっか...

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