津山城(津山市)
石垣と復元された備中櫓が見事な津山城
2007年01月08日
嘉吉年間(1441年 - 1444年)、美作守護の山名教清が、一族の山名忠政に鶴山城を築かせたのが始まりと言われています。
関ヶ原の戦いの後、慶長8(1603)年に美作一国を与えられた、森忠政(長可、蘭丸の弟)が居城として選定、城の名を津山城と改めました。築城には13年かかり、元和2(1616)年完成しました。五層の天守閣は小倉城を模したものだそうです。
元禄10(1697)年、森氏が改易になった跡は、越前松平氏の嫡流(忠直ー光長の系統)松平宣富が10万石で入封し、幕末まで続きました。
文化6(1809)年、火災により本丸御殿が焼失し、明治の廃藩置県・廃城令によって名実ともにその役割は終わり、明治7(1874)年から翌年にかけてすべての建物が取り除かれました。
明治33(1900)年、津山町有の鶴山(かくざん)公園として整備・公開されました。
昭和38(1963)年には城郭の主要部分である本丸・二の丸・三の丸を中心とした範囲が国史跡に指定されました。
平成17(2005)年、築城400年事業として進められてきた備中櫓の復元工事が完成しました。そして、平成18(2006)年には天守台南側に太鼓塀が復元され、同年には日本100名城にも選定されています。
石垣がよく残っており、なかなか見応えがある城です。鶴山公園として市民の憩いの場になっており、日本さくら名所100選にも選ばれている桜の名所です。
H19.1.7
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ(写真上)
Photo Sony NEX-7(写真下)
H24.4.14(写真差し替え)
住所: 岡山県津山市山下
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