八幡城〔八幡山城〕(近江八幡市)
八幡城〔八幡山城〕は、天正13(1585)年豊臣秀吉の甥で養子の豊臣秀次が近江43万石を与えられ、琵琶湖に臨む標高271.9mの八幡山に築城しました。秀次は琵琶湖から水を引いた八幡堀をめぐらし、安土城から住民を移し城下町の建築にも力を注ぎました。天正18(1590)年、秀次は尾張・伊勢を与えられ、清洲に移ると、京極高次が近江八幡に入りました。高次は大津城を築き、八幡城は廃城となりました。最頂部に本丸をもうけ、その南東に二の丸、西に西の丸、北に北の丸、南西の尾根上一段低く出丸を配置する構造で、山頂から八の字形に広がる尾根上の小曲輪と、尾根に挟まれた南斜面中腹に秀次館跡と家臣団館跡群と思われる曲輪群が階段状に残っています。
現在は石垣を残すのみですが八幡山ロープーウェイで登ることができます。眺望が素晴らしく、二の丸付近からは近江八幡の城下町や安土城、観音寺城を見ることができ、北の丸付近からは長命寺山や琵琶湖を見ることができます。
本丸跡には秀次の母・豊臣秀吉の姉の日秀尼(智)が開基の村雲門跡瑞龍寺が昭和38(1963)年に移転されています。
平成29(2017)年4月6日、「続日本100名城」(157番)に選定されました。
八幡山ロープーウェイ
9時~17時
大人 片道490円、往復880円 子供 片道250円、往復440円
Photo Canon EOS 30D
H19.3.11
住所: 滋賀県近江八幡市宮内町
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