花の御所〔室町殿・室町第〕・花御所八幡宮跡（京都市上京区）

室町幕府第三代将軍足利義満は，「花の御所」といわれる新邸を永和4（1378）年，北小路(きたこうじ，現今出川通)室町に完成させました。正式には室町殿もしくは室町第といいます。
北は上立売通、南は今出川通、東は烏丸通、西は室町通に囲まれた広大な敷地は、当時の内裏の約２倍もあったそうです。花の御所が室町にあったことから足利幕府は、室町幕府と呼ばれるようになりました。
花の御所には，その鎮守として源氏の氏神である八幡神が勧請されました。現在，上御霊神社の入口、鳥居の左側に八幡宮跡を示す石標が建っていま。
実際は，御所八幡町として町名が残る烏丸通上立売下るの地（ここよりかなり南西側）であったと考えられています。（実際の場所・・・関連情報ＵＲＬの地図で推定場所にリンクします）
なお，足利尊氏が邸内に勧請した御所八幡宮(中京区御池通堺町通南東角)とは別のものです。

Photo Canon EOS 30D
H19.4.6
住所: 京都市上京区上御霊竪町