清水清太郎親知旧宅跡（萩市）

清水清太郎親知は、清水図書信篤の長男として生まれました。宗家の寄組であった清水美作（三千七百十石）の養子となりました。
この清水家は、戦国時代、備中高松城主だった清水宗治の子孫です。毛利家は、清水家を大事にしていたようです。
清水清太郎は、江戸で勤王家大橋訥庵に師事し、文久3（1863）年3月には学習院一件の御用掛を勤め、8月には老中に任ぜられ国元加判役となりました。
元治元（1864）年、学校総裁を兼務し、津和野、鳥取、岡山に行き藩主の雪冤のため奔走しましたが、禁門の変後の政権交代で更迭され、禁門の変の責任をとり12月25日、萩で切腹しました。享年22歳でした。
戦国時代の清水宗治に続き、幕末には子孫の清太郎が主家を救ったといわれています。
現在は「清水親知旧宅地」と刻まれた石碑が残るのみです。屋敷は石碑から北側の一帯だったそうです。

Photo Canon EOS 30D
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