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田中城下屋敷(藤枝市)

田中城にゆかりのある建物が移築復元されている田中城下屋敷
2009年04月26日
カテゴリ : 静岡県 > 観光 > 建物・史跡
田中城下屋敷は田中城の南東隅にあり、田中城の前身の徳一色城を築いた一色氏やその後裔の古沢氏の屋敷跡だとも伝えられています。
江戸時代後期には城主の下屋敷(別荘)があり、築山、泉水、茶屋等を設けて四季の景色を楽しんだともいわれています。
平成4(1992)年から平成7(1995)年度にかけてかつての庭園を復元整備し、茶室を元の場所に移築しました。また、田中城にゆかりのある本丸櫓、仲間部屋・厩、長楽寺村郷蔵なども移築復元しています。
本丸櫓は、もと田中城の本丸にあり、高さ9尺の石垣の上にあったといわれています。
本丸の南東隅の石垣の上に「御亭(おちん)」と呼ばれる2階建の建物があったことが記録に見え、これに該当するものです。
明治維新により、田中城には高橋伊勢守政晃(泥舟)が入りました。村山氏はその配下にあり、しかも泥舟の4男を養子にした関係で、明治3(1870)年にこの櫓の払い下げを受け、移築して住居としました。泥舟はこの建物を「光風霽月楼」と名付け扁額を掲げています。屋根はもと柿葺であったようです。田中城内より移築した建造物の中で昔から最も著名な建物です。
仲間部屋・厩は、大塚家にある長屋門に付設されていた納屋です。古くから、大洲村の大塚家にある長屋門は田中城内より移されたといわれてきましたが、調査の結果、長屋門に付設された納屋がそれだとわかりました。
仲間部屋と厩とを1棟に仕立てた建物で、手前右側の鬼瓦には、城主、本多家の家紋が刻まれていました。また解体にあたって「安政6年」と書かれた板材が見出されており、建築年代もその頃と推定されます。
茶室は明治38(1905)年頃、千歳の村松家にあったものを上伝馬町の奥野氏が譲り受け、屋敷内に移築したといわれています。もとは田中藩家老の茶室であったと伝えられていますが、下屋敷にあった「茶屋」とみられています。
建物はきゃしゃな造りの数奇屋建築で、西側の四畳半の間が茶室、東側には給仕口のついた六畳の待合が接続しています。
長楽寺村郷蔵は、市内に現存する唯一の郷蔵であり、貴重な建築物です。郷蔵とは、年貢米や飢饉に備えた非常米を保存するための蔵で、江戸時代には村ごとに置かれていました。村役人が管理しており、夜間は畳敷の小部屋に2人1組で泊まりこみ、夜番をしました。
長楽寺村の郷蔵は、明治10(1877)年頃に中西家に払い下げられました。この時郷蔵の半分を切り取り移築したものといわれ、本来は現状の倍の大きさであったとみられます。また、建替えした時の年月と村役人の名が柱に書き付けられています。
(パンフレットより)
入場時間  9:00~17:00
休場日   年末年始(12月28日~1月4日)
入場料   無料
駐車場   あり
 
H21.3.21
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.5.30(写真差し替え)
住所: 静岡県藤枝市田中3-14-1

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