函館山(函館市)
函館山は、香港、ナポリと並んで世界三大夜景のひとつといわれています。
幾たびもの火山活動により海中に隆起した孤島でしたが、約3000年位前に海水により港側と外海側から次第に砂が堆積されて砂州ができ、函館山は渡島半島と陸つづきになりました。
函館の中心街はこの砂州の上にあります。
函館山の地質は、約2500万年前に噴出した安山岩で、五稜郭や弁天台場などの工事にこの山の石を用いました。
函館山の最高峰は、ここ御殿山で標高334mあり、このほか、薬師山、観音山、千畳敷、鞍掛山などがあるが、この山の形が牛の臥している姿に似ているので、別名臥牛山とも呼ばれています。
山頂からは、扇状にひろがる市街地、遠く駒ケ岳、汐首岬も望まれ、晴れた日は、本州の下北半島も見られますが、特に市街地の夜景は世界一といわれる美しさです。
函館山の右手、西端には、異郷の地で永遠に眠る外国人の墓、外国人墓地があり、左手、東端には薄幸の詩人石川啄木とその一族が眠る立待岬があるほか、山麓には数多くの名所、旧跡が散在しています。
展望台壁面には、寛政12(1800)年5月28日、伊能忠敬が北海道最初に測量したことを記念したレリーフがあり、また、前方の広場には、ブラキストンライン有名なブラキストンの記念碑もあるなど、学術的にも貴重な山です。
(現地説明板などより)
H17.7.15
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.7.16(写真差し替え)
住所: 北海道函館市函館山
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