新発田城(新発田市)
新発田・溝口氏の居城・新発田城二の丸隅櫓
2005年11月16日
新発田城は、室町時代に加地佐々木氏の一族、新発田氏の居館がありました。
戦国時代は御館の乱で恩賞が無かった新発田重家が七年間に渡って上杉家に抵抗して、上杉氏当主となった景勝を大いに苦しめました。天正15(1587)年に乱は終結し、新発田城は落城しました。
慶長3〔1598)年、溝口秀勝が加賀大聖寺から6万石で入封し、古丸を取り込み慶長7(1602)年から本格的な築城にとりかかり、3代宣直の承応3(1654)年に一応完成しました。その後、江戸時代を通して溝口家の居城でした。
明治6(1873)年に明治政府より発布された廃城令により、表門、鉄砲櫓跡に移築された二の丸隅櫓と石垣のみを残し、城内の建物は三階櫓など大半が破却されました。
城の敷地はほとんどが歩兵16連隊の駐屯地になり、戦後の一時期米軍の駐留後、昭和21(1946)年新潟青年師範学校が移転してきて、旧兵舎を校舎として使用し、昭和24(1949)年に新潟大学新発田分校が開校し、その他引揚者の寮、本丸中学校、各種民間事業所などが兵営跡に同居していました。昭和28(1953)年自衛隊駐屯地となり、現在に至っています。
三階櫓・辰巳櫓が平成16(2004)年に復元されました。三階櫓は自衛隊敷地のため内部は公開されておらず、辰巳櫓と昔から残る表門・二の丸隅櫓のみ一般公開されています。平成18(2006)年には日本100名城に選定されています。
公開期間 4月1日〜11月30日の9:00〜17:00(ただし、11月は16:30まで)
入場料 無料
H11.9.11
H22.5.2
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H22.5.3(写真差し替え)
住所: 新潟県新発田市大手町6-4
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