江戸時代に薬草植物である甘草の栽培をして幕府に納めていた家・旧高野家住宅・甘草屋敷
2010年01月01日
旧高野家住宅は、江戸時代に薬草植物である甘草の栽培をして幕府に納めていた家で甘草屋敷(かんぞうやしき)と呼ばれていました。享保5(1720)年、幕府の採草使・丹羽正伯が当屋敷内にあった甘草を検分した結果、幕府御用としてその栽培と管理が申し渡されました。
主屋は昭和28(1953)年3月31日に重要文化財に指定されました。
平成5(1993)年度に旧所有者から寄付を受け、翌平成6(1994)年度から「薬草の花咲く歴史の公園」甘草屋敷はとして整備を開始しました。用地、建物の公有化、文化財建造物の保存整備を進めるとともに、平成8(1996)年7月9日付けで附属屋として巽蔵、馬屋、東門、文庫蔵、小屋の五棟、さらに井戸、池、石橋、石垣を含む宅地4,932.07㎡が重要文化財の追加指定を受けました。
平成13(2001)年5月に薬草の花咲く歴史の公園として再生され、平成14(2002)年7月には附属屋・文庫蔵に「甘草屋敷子ども図書館」を整備し、9月には皇太子、皇太子妃殿下の行啓を受けました。
建物内は撮影OKです。両親が甲州市(旧塩山市)出身の樋口一葉に関する展示がされていました。
利用料金 大人300円 小人・学生200円
開館時間 午前9時〜午後4時30分
(子ども図書館は午前9時30分から)
休館日 火曜日(祝祭日にあたる場合はその翌日)、12月28日〜1月4日
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H21.12.27
住所: 山梨県甲州市塩山上於曽1651