真田弾正忠幸隆屋敷跡（甲府市）

真田氏は、信濃国小県郡を中心に発展した滋野一族の支流で、幸隆は名族海野氏の出身といわれています。実名は幸綱が正しいそうです。
天文10（1541）年に、信玄の父信虎に攻められ、海野棟綱らとともに上野国に亡命したが、同15（1546）年までに信玄に臣従し、信濃経略に功績がありました。
信玄が落とせずに敗れた戸石城を、天文20（1551）年に乗っ取り、村上義清追放のために活躍しました。永禄2（1559）年に、信玄にならって自らも出家し、一徳斎と号しました。川中島の戦いや、上野国経略で戦功があり、上野国岩櫃城や白井城などを攻略し、武田氏の上野国西部制圧を確実なものとしました。元亀元（1570）年ごろには家督を嫡男信綱に譲り、天正2（1574）年に病没しました。（説明板より）

武田氏館（躑躅ヶ崎館）の南東に位置します。高坂弾正忠昌信屋敷跡より一本東側の道路をほんの少し南側に行ったところにあります。

Photo Canon PowerShot G9
H21.12.28


住所: 山梨県甲府市大手4-3