駿府城(静岡市葵区)
今川館が前身、徳川家康が大御所政治を行った駿府城
2005年12月18日
駿府城は、室町時代に築かれた今川館が前身です。
永禄3(1560)年に今川義元が桶狭間で織田信長に討たれた後、今川氏は急速に衰退し、永禄11(1568)年武田信玄により駿府を追われました。
天正10(1582)年の武田氏滅亡後、駿河を支配下に置いた徳川家康は、天正13(1585)年には駿府城の築城を開始し浜松城から移りました。
しかし徳川家康は、天正18(1590)年豊臣秀吉により関東に移封され、中村一氏が駿府城の城主になりました。
関ヶ原の戦いに勝利した家康は、慶長8(1603)年に征夷大将軍に任じられ江戸幕府を開きます。慶長10(1605)年に将軍職を息子秀忠に譲り、慶長12(1607)年には大御所として再び駿府に入りました。しかし、失火により完成目前で焼失し、慶長15(1610)年に再建されました。元和2(1616)年に家康が没するまで、駿府は江戸と並ぶ政治経済の中心地となりました。慶長14(1609)年に家康の10男頼宣が城主となった後は、寛永元(1624)年に秀忠の2男忠長が城主となりました。しかし、寛永8(1632)年に忠長が改易した後は、天領となり、城代と定番が置かれました。
明治元(1868)年、徳川家達が江戸から駿府に移りました。明治2(1869)年に駿府は静岡と改称され、明治3(1870)年以降、城門等が取り壊されました。
平成元(1989)年、復元巽櫓が完成し、平成8(1996)年には復元二ノ丸東御門が完成しました。ちゃんと木造で復元され、内部は資料館になっています。
平成18(2006)年には日本100名城に指定されています。
平成26(2014)年には、坤櫓(ひつじさるやぐら)が再建されました。
駿府公園 入場自由
巽櫓、東御門
入場時間 9:00~16:30 月曜休
入場料 大人200円 小人50円
紅葉山庭園
入場時間 9:00~16:30 月曜休
入場料 大人150円 小人50円
巽櫓、東御門と紅葉山庭園共通券
入場料 大人300円 小人80円
坤櫓
入場時間 9:00~16:30 月曜休
入場料 大人100円 小人50円
H16.5.3
H23.12.28
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.5.30(写真差し替え)
住所: 静岡県静岡市葵区駿府公園1-1
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