廣瀬資料館（日田市）

廣瀬資料館は、広瀬淡窓を輩出した日田の商家だった広瀬家の蔵の一部を改築した資料館です。
広瀬家は、武田信玄の家臣だった広瀬郷左衛門の弟、広瀬将監正直であると伝えられ、五左衛門貞昌が18歳の延宝元（1673）年に筑前博多より日田に移りました。
広瀬淡窓は咸宜園を開き多くの人材を育てたことで知られていますが、弟の久兵衛も商人として活躍しました。新田開発、干拓などの公共事業や、府内、対馬、福岡の諸藩の財政改革などにも活躍し、天領日田の繁栄を築いた功労者です。
広瀬家は非凡な人物が多く、わけても月化、桃秋、淡窓、秋子、久兵衛、旭荘、青頓、林外の八賢を世に送りました。
大分県の広瀬勝貞知事もこの広瀬家の出身です。
資料館は広瀬家に残る古文書、江戸時代の雛人形、当時の生活用具などを展示しています。

入館料　　大人450円　小中高生350円
開館時間　午前9時〜午後5時


Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H22.7.18
住所: 大分県日田市豆田町9-7