大原邸（杵築市）

大原邸は「居宅考」に、宝暦のころは相川東蔵（120石）が住み、東蔵が知行返上後、中根斎（家老新知350石）、岡三郎左衛門を経て、桂花楼となったとあり、御用屋敷桂花楼の場所であったと伝えられています。
「町役所日記」によると、天保3（1832）年に大手広場にあった牡丹堂に桂花楼は移り、その後は御用屋敷として続いていたようです。
明治元（1868）年の絵図では、嘉永（1848～1853）の藩士帳にみえる用人大原文蔵（200石）の大原家の屋敷となっています。
大原家が、いつごろからこの屋敷に住んだかは不明ですが、文政（1818～1830）以降といわれています。
平成元（1989）年から、観覧のために一般開放されています。
立派な長屋門、茅葺き屋根の母屋、回遊式庭園など見どころが多い杵築を代表する歴史的建造物です。

開館時間　10:00～17:00（入場は16:30まで）
料金　　　300円（小・中学生は150円）
共通観覧券（杵築城・大原邸・磯矢邸・佐野家・きつき城下町資料館・一松邸・重光家）
個人　1,200円（小・中学生は600円）

Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H22.7.19
住所: 大分県杵築市大字杵築字北台207