壬生寺(京都市中京区)
新選組の隊士の墓がある壬生寺
2006年01月01日
壬生寺は律宗の寺院で正式には心浄光院 宝憧三昧寺といいます。正暦2(991)年三井寺の僧快賢が創建しました。本尊の延命地蔵菩薩(重要文化財)をはじめとする多数の地蔵菩薩を祀っています。
中興の祖・円覚上人が悪疫駆除のため壬生狂言を始めたことから地蔵信仰が盛んになりました。
古来よりの地蔵信仰とともに、厄除・開運の寺としても知られ、2月の厄除け節分会は約900年もの歴史をもつ行事です。
天明8(1788年)年1月、天明の大火によって全山焼失、翌寛政元(1789年)年、新たに大念仏堂が建立されるとこれまで本堂で行われていた壬生大念仏狂言は以降は大念仏堂で行われるようになりました。文化8(1811年)年、これまで南向きであった本堂が東向きとなって再建され、他の堂舎も次第に復興していきました。
幕末、新選組の屯所が壬生に置かれると、境内は新選組の兵法調練場に使われました。
明治に入ると廃仏毀釈などの影響で塔頭は衰微し、中之坊(現・中院)のみ残りました。
当寺旧本尊の地蔵菩薩半跏像(鎌倉時代後期の作)は、「壬生地蔵」、「延命地蔵」と呼ばれ信仰を集めていましたが、昭和37(1962)年7月25日、放火により本堂、四天王像、金鼓とともに焼失しました。現在の本尊・地蔵菩薩立像は、火災後に本山の唐招提寺から移されたもの、昭和42(1967)年に本堂が復興しました。
境内には、塔頭の中院や壬生狂言の舞台である大念仏堂(重要文化財)、千体の石仏を安置した千体仏塔など8棟のお堂があります。また、列仙図屏風(長谷川等伯筆・重要文化財)、室町時代の作を含む190点の壬生狂言の仮面や仏像などの寺宝を今に伝え、万灯(まんとう)供養会(くようえ)などの年間法要や700年の伝統を持つ壬生狂言(重要無形民俗文化財)は、毎年盛大に行われています。
当寺の境内は、新選組が大砲や剣術・馬術の訓練をした場所として有名であり、壬生塚には近藤勇の胸像、芹沢鴨らの墓塔があります。池田屋騒動があったとされる祇園祭宵山の7月16日には、毎年、慰霊供養祭が行われています。
市バス四条大宮から徒歩10分
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H15.8.22
住所: 京都府京都市中京区坊城通仏光寺上ル壬生梛ノ宮町31
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