祇園橋（天草市・旧本渡市）

祇園橋は、天保3（1832）年町山口村庄屋大谷建之助が発起し架設した石橋で、祇園神社の前にあることから、祗園橋と呼ばれています。
石造桁橋では日本最大で、長さ28.6m幅3.3mあり45脚の石柱により支えられています。下浦村（現天草市下浦町）石屋の辰右衛門により建造され、地元の砂岩が使用されています。
また、この付近は、寛永14（1637）年11月　天草の乱で、天草四郎の率いる宗徒軍と、富岡城番代三宅藤兵衛の唐津軍とが激突した場所です。両軍の戦死者により川の流れは血に染まり、屍は山を築いたと伝えられています。
毎年、10月の第4日曜日には殉教祭が催され、宗派を超えて御霊の供養が行われています。
（現地案内板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H23.9.17

住所: 熊本県天草市船之尾町・中央新町