御前埼灯台(御前崎市・旧御前崎町)
ルーツは江戸時代・御前埼灯台
2006年02月26日
遠州灘は古来より海岸線が単調でまた気候条件が悪く海の難所として知られていました。
静岡県の最南端、駿河湾と遠州灘を隔てる御前崎の突端部の岬に建つ御前埼灯台は、寛永12(1635)年に徳川幕府が船の道しるべとして、この地に灯台の元祖ともいえるあんどん型の見尾火(みおび)灯明堂を建てたのが始まりとされています。高さ2.8m、3.6m四方の小さなもので海上から見える三面を油障子で囲み、中央に油灯を置いたものでした。
現在の灯台は、幕末から明治前半にかけて日本各地の灯台の建設を主導した、英国人技師のリチャード・ヘンリー・ブラントンの指導監督によって明治5(1872)年5月、現在の西洋式灯台の建設工事を開始し、明治7年(1874)年5月1日に点灯を開始しました。塔高22m、円形レンガ造りです。
我が国最初の「回転式一等閃光レンズ(高さ2.59m)」を設置していましたが、太平洋戦争により被害(大破)を受け、昭和24(1949)年に現在の「三等大型レンズ(高さ1.57m)」にて復旧していますが、灯塔は建設当時のままで、今でも美しい明治の面影をとどめています。
御前埼灯台は、日本の近代海上交通史や灯台建築史上において非常に重要であることから、令和3(2021)年8月2日付で同時期に建てられた旧官舎、附指定の旧回転機械分銅自動巻揚装置(昭和25年製)とともに、御前崎市初の国指定重要文化財に指定されています。
参観時間
3月~10月
土日祝 9:00~16:30
平日 9:00~16:00
10月~2月
9:00~16:00
参観寄付金(中学生以上) 300円
※静岡県榛原郡御前崎町と小笠郡浜岡町が2004年4月1日に合併し、御前崎市になりました。
Photo Canon PowerShot G1
H12/12/23
住所: 静岡県御前崎市御前崎1581
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