金沢柵〔金沢城〕（横手市）

金沢柵は後三年の役の舞台です。戦国時代は金沢城がありましたが、かつては金沢柵があった場所とされています。
沼の柵で勝利した清原家衡はより堅固な金沢柵に居城を移して戦いましたが、義家・清衡軍の水攻め、兵糧攻めにより寛治元（1087）年落城しました。
この金沢柵は中世にも使われ、金沢城として長禄2（1458）年南部氏の家臣・金沢右京亮が入り、文明2（1470）年まで居城しました。
その後、小野寺氏の家臣・金沢権十郎が居城しました、
慶長7年（1602）に佐竹氏が秋田に入部すると、佐竹氏家臣である佐竹義賢（東将監）・梶原美濃守政景が金沢城を受取りました。城代は義賢が勤めましたが、元和8（1622）年、一国一城令により金沢城は破却されました。

Photo SONY NEX-7
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住所: 秋田県横手市金沢字安本館