平戸オランダ商館(平戸市)
オランダとの貿易拠点・平戸オランダ商館
2012年09月23日
慶長14(1609)年、2隻のオランダ船が平戸に来航しました。時の領主・松浦鎮信の斡旋によって、家康、ついで秀忠に渇見したオランダの使節は、商館の設置と貿易の許可を得、平戸オランダ商館が設置されました。
当初、平戸商船はオランダ勢力の「東インド」における活動を支える拠点としての機能を期待されたためか、食料や武器などを調達する機能が優先されていたと考えられます。慶長15(1610)年には大砲の修理などが平戸でおこなわれ、武器や食糧、また傭兵としての日本人がオランダ船に乗って東南アジアへと渡りました。
やがて、タイオワン事件を契機として、平戸オランダ商館は日本との貿易に重きをおくようになり、1630年後半からは貿易額、あるいは取引額は飛躍的に増大します。後の出島時代を含めても、貿易額が最高潮に達するのは平戸時代後期のことです。
貿易の増大に対処するため、平戸オランダ商館は施設のさらなる拡張を図り、寛永14(1637)年そして寛永16(1639)年に巨大な石造倉庫を建築します。
しかし、次第に進展する鎖国政策の波には抗し得ず、1639年築造倉庫は破風にキリスト生誕を紀元とする西暦年号が記されていることを理由に破壊を命じられます。また、平戸オランダ商館自体も寛永18(1641)年長崎出島への移転を命じられ、平戸オランダ商館の歴史の幕を下ろしました。
大正11(1922)年、跡地は「平戸和蘭商館跡」として国史跡の指定を受け、昭和62(1987)年からは本格的な発掘調査が開始されました。
平成23(2011)年9月20日、1639年築造倉庫が復元されました。
その他、周囲には商館の敷地と町家を隔てる30mあまりの漆喰の塀「オランダ塀」
やオランダ井戸などが残ります。
開館時間 午前8時30分~午後5時30分
休館日 毎年6月 第3週 火・水・木曜日
入館料 大人300円 小中高校生200円
松浦史料博物館との共通入場料
大人650円 小中高校生 350円
Photo Canon EOS 5D MarkⅡ
H24.9.1
住所: 長崎県平戸市大久保町2477
関連リンク
タグ
地図
関連情報