佐倉城（佐倉市）

佐倉城は、天文年間（1532年〜1552年）に千葉氏の一族である鹿島幹胤が鹿島台に築城を開始し、慶長15（1610）年に佐倉に封ぜられた土井利勝によって翌慶長16（1611）年から元和2（1616）年までの間に築造されたといわれる平山城です。
その後、石川忠総、松平家信、康信、堀田正盛、正信、松平乗久、大久保忠朝、戸田忠昌、忠真、稲葉正往、正知、松平乗邑、乗祐と目まぐるしく城主が変わりましたが、延享3（1746）年、堀田正亮が城主となり、幕末まだ堀田氏が藩主でした。幕末の藩主で老中をつとめた堀田正睦は、城下に順天堂を開かせ学問を奨励するなど、名君として慕われています。
明治維新後は廃城令により明治6（1873）年、第一軍管第二師営の営所が置かれ、城の建物は撤去されました。その後帝国陸軍歩兵第2連隊、後に歩兵第57連隊の駐屯地となりました。
昭和37（1962）年3月28日、佐倉市の史跡に指定され、平成18（2006）年には日本100名城に指定されています。

Photo SONY NEX-7
H25.7.12
住所: 千葉県佐倉市城内町117