桐野利秋誕生地（鹿児島市）

桐野利秋誕生地は吉野町の実方にあります。
西郷を神のように敬い、父のように慕い、運命を共にした桐野利秋（中村半次郎）は天保9（1838）年12月2日に貧しい下級武士の家に生まれました。立木打ちで庭木をすべて枯らすほどの武芸の練習に励み、幕末動乱の京都では、勤皇ま志士として活躍しました。
薩摩藩邸に兵学師範として招かれた赤松小三郎をスパイとして暗殺するなど「人きり半次郎」の名で恐れられました。会津鶴ヶ城の受け取りという大役を見事果たしてからは、西郷の右腕として認められ、ばっけもん（大胆者）桐野の名は戊辰戦争でとどろきました。
違韓使節をめぐる政争では、西郷に従い陸軍少将の地位を投げうって帰郷、西南戦争の実質的な指揮官として、明治10（1877）年岩崎谷で西郷とともに38才の生涯を閉じました。西南戦争は一命「桐野のいくさ」と呼ばれています。
なお、岩崎谷で西郷を介錯した別府晋介は、桐野利秋の従弟にあたります。
（現地説明板より）

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.7.19
住所: 鹿児島県鹿児島市吉野町