平安宮内裏内郭回廊跡(京都市上京区)
国の史跡に指定されている平安宮内裏内郭回廊跡
2014年10月22日
桓武天皇延暦13年(794)に遷都された平安京の中心をなす宮殿の一画は現在の千本丸太町一帯の地に置かれていました。
そのうち天皇の住居であった内裏は、大極殿のあった千本丸太町東北方のこの地域に東西57丈(約173m)、南北72丈(約218m)の広さで造られていました。
天皇の居所である内裏は、内外二重の郭で囲まれ、厳重な築地回廊で囲まれてました。
内側を内郭回廊と呼び、築地を挟んで内と外に回廊がめぐり、衛士らが厳重に警護していました。
その遺跡の一部は昭和38(1963)年の下水道工事で知られ、昭和44(1969)年、昭和48(1973)年の発掘調査でさらに明らかとなりました。
その結果、ここには内裏内郭の築地回廊の西南部が埋れており、その基壇西縁の凝灰岩羽目石、束石、覆石が遺存し、約30mの長さにわたって南北方向に延びていることが確かめられました。この回廊の幅は約35尺(10.5m)で平城宮、長岡宮の内裏築地回廊と同規模ですが、内裏の南西にあった朝堂院の回廊(11.58m)よりも狭いことが分かっています。
この回廊跡は、現在知られている、内裏の確実な遺跡としては唯一のものであり、朝堂院、豊楽院における遺跡の一部と共に、平安京研究上重要な基準となるものです。
現在、当該地は国の史跡に指定され遺構が保存されています。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.10.4
住所: 京都府京都市上京区田中町
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