倉科将軍塚古墳（千曲市・旧更埴市）

倉科将軍塚古墳は、古墳時代前期の様式を有する中期頃（5世紀）築造の前方後円墳で、県内屈指の古式古墳です。
県内前方後円墳のうち、丘部切断方式により、東方に前方部を設けています。全長78m、前方部幅46m、高さ6.5mで、後円部は径42m、高さ8mあって県内のこの種の古墳のうち大型に属します。
主体部の規模は未確認ですが、後円部主軸に沿った長大な竪穴式石室の存在が考えられ、規模年代共に、森将軍塚古墳・川柳将軍塚古墳に次ぐもので、県内最も重要且つ貴重な古墳です。
倉科将軍塚古墳は、昭和48（1973）年、長野県の史跡に指定され、平成19（2007）年、既指定の森将軍塚古墳に有明山将軍塚古墳、土口将軍塚古墳と共に埴科古墳群として国指定史跡となっています。
（現地説明板などより）
鷲尾城から更に登山道を進むと、倉科将軍塚古墳があります。

Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.4.11

住所: 長野県千曲市大字倉科