松浦武四郎記念館(松阪市・旧三雲町)
北海道の名付け親・松浦武四郎記念館
2015年07月08日
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松浦武四郎は、幕末から明治にかけて活躍した旅行家、探検家、出版者、学者です。
文化15(1818)年2月6日、伊勢国一志郡須川村(現在の三重県松阪市小野江町)に生まれました。
若い頃から諸国を遊歴し、なかでも6回にわたっておこなわれた蝦夷地(現在の北海道)の調査は特筆されます。
アイヌの人々の協力により綿密な調査記録を紀行本や地図にまとめ、アイヌ文化の素晴らしさを伝えることに努めました。
そして、明治政府では開拓判官となり、北海道の名称、国名(今の支庁名)、郡名をアイヌ語の地名に基づき提案しました。アイヌ語の「カイ」(この土地で生まれた者)をもとに「北のアイヌ民族が暮らす大地」という思いを込めた「北加伊道」から「北海道」の名が誕生しました。このことから「北海道の名付け親」と称せられるようになりました。
晩年には大台ヶ原の登山道や山小屋の建設なども行っています。
松浦武四郎記念館は、生誕の地である松阪市小野江町にあります。旧三雲町(現在の松阪市)は、この偉大な松浦武四郎の功績を偲び、松浦家で代々大切に保存され、寄贈を受けた武四郎ゆかりの資料を展示する博物館として、「松浦武四郎記念館」を小野江コミュニティセンターとの複合施設として平成6(1994)年に開館しました。
重要文化財1503点(歴史資料)、三重県有形文化財223点(歴史資料)に指定された松浦武四郎関係資料を展示しています。これらは、実家に当たる三重県松阪市の松浦家と武史郎の直系の子孫にあたる東京の松浦家から寄贈を受けたものです。
それ以来、市民だけでなく、記念館を訪れた多くの人びとに、松浦武四郎の偉業を伝えています。
開館時間 9:30〜16:30
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12/29〜1/3)
入館料 一般310円、6歳以上18歳以下200円
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.7.4
住所: 三重県松阪市小野江町383
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