道の駅みさわ斗南藩記念観光村・六十九種草堂(三沢市)
廣澤安任の住居兼書斎を復元した建物・六十九種草堂
2015年08月18日
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六十九種草堂は、道の駅みさわ斗南藩記念観光村内の施設で廣澤安任の住居兼書斎を復元した建物です。
安任はここ谷地頭に洋式牧場を開き、牧畜技術者としてイギリス人マキノン、通訳としてルセーを雇ってブラウやハローの畜力農具による耕作や日本で普及していなかった去勢を行いました。最も大事な牧草は牧場地内に成育する野草でした。
安任は、これを研究考察した結果、明治14(1881)年3月に東京上野で開かれた第二回内国勧業博覧会に野草六十九種を出品しました。
安任は号を「牧老人」と称し、牧場経営に心身を打ち込んでいました。
「六十九種草堂」という名前は、内国勧業博覧会に牛馬が食べる野草69種類の研究成果を出品したことを記念して命名されました。
当時親交のあった勝海舟により「六十九種草堂」と揮毫した書が贈られました。客間には勝海舟の書の他に、松方正義の「牧草之堂」の書を掲げていました。
明治9(1876)年の明治天皇東北御巡幸の際に、随行した大久保利通が安任を訪ね入閣を勧めた様子が人形で再現されています。
斗南藩記念観光村 入場無料
開村時間
9:00~19:00(4月~10月まで)
9:00~18:00(11月~3月まで)
休村日
毎週月曜日(祝日の場合翌日)は中の施設がお休みです。
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.7.18
住所: 青森県三沢市谷地頭4丁目298-652
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