雲辺寺(三好市・旧池田町)
四国八十八箇所の第六十六番札所で長宗我部元親の伝説で知られる雲辺寺
2015年12月25日
雲辺寺は、正式には巨鼇山千手院雲辺寺という真言宗御室派の寺院です。
四国八十八箇所の第六十六番札所です。八十八箇所中で最も標高が高い札所です。
寺伝によれば、延暦8(789)年に佐伯真魚(後の空海・弘法大師)が善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、この地を霊山と感得し堂宇を建立したことを起源とします。空海はまた、大同2(807年)年には秘密灌頂の修法を行い、さらに弘仁9(818年)年に嵯峨天皇の勅命を受けて本尊を刻んで、七仏供養を行ったといわれています。後に「四国高野」と呼ばれ、僧侶の修業道場となり、清和天皇の勅願寺ともなりました。
鎌倉時代には七堂伽藍が整えられ関所寺となった。
天正5(1577)年に土佐を統一し、四国制覇を狙う土佐の戦国大名・長宗我部元親が雲辺寺を訪れ、住職の俊崇坊に四国統一の夢を語りました。住職は、「薬缶の蓋では水瓶の蓋はできません。あなたも四国全土を覆える器ではなく、土佐一国の器です」といいました。しかし元親は「我が蓋は元親という名工が鋳た蓋である。たとえ小さくとも四国に蓋をしてみせる」と答えたそうです。
所在地は徳島県(阿波)であるが、四国八十八箇所霊場としては讃岐の札所として扱われています。
昭和62(1987)年には香川県観音寺市側の山麓と雲辺寺ロープウェイによって結ばれました。
雲辺寺ロープーウェイ
営業時間
3月~11月 7:20~17:00(上り最終)
12月~2月 8:00~17:00(上り最終)
運賃
大人 往復2,060円、片道1,200円
中・高校生 往復1,500円、片道900円
小学生 往復1,000円、片道600円
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.9.12
住所: 徳島県三好市池田町白地ノロウチ763−2
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