旧伴家住宅(近江八幡市)
八幡商人の隆盛を物語る建物・旧伴家住宅
2017年06月29日
旧伴家住宅は、江戸時代八幡町の中でも一等地であった京街道と新町通の角地に建つ八幡商人の隆盛を物語る建物の一つです。
伴庄右衛門家は江戸時代初期から活躍した八幡商人の一人で、屋号を「扇屋」といい、主に畳表・蚊帳を商い豪商となりました。5代目の伴庄右衛門資芳は隠居後京都で暮し、伴蒿蹊と称して国学の道に進みました。当時のベストセラーとなった「近世畸人伝」でも知られています。
今に残る旧伴家住宅は7代目が文政10(1827)年より天保11(1840)年の10数年をかけて建築したものです。当時としては珍しい三階建ての極めて規模の大きな建物で、地震に耐えうる堅固な建物を目指して建てたとの記録が残っています。
隆盛を誇った伴家でしたが、江戸時代の末期から急速に家運が衰え明治期には商家をたたみ、現在は子孫も途絶えています。
後、明治になって当時の八幡町に譲渡してから小学校・役場・女学校として利用されました。戦後は近江兄弟社図書館となり、のち近江八幡市立図書館として親しまれていました。平成16(2004)年4月より現在の形で公開しています。なお、管理・公開は公益財団法人八幡教育会館が行っています。
開館時間 9:00~16:30(入館は16:00)
休館日 月曜日・祝祭日の翌日・年末年始 ただし、5月・6月、10月・11月は休館日なし
(臨時休館あり)
入館料
旧伴家住宅
一般 400円 小・中学生 250円
近江八幡市立資料館(郷土資料館・歴史民俗資料館)、旧西川家住宅、旧伴家住宅(4館共通入館券)
一般 900円 小・中学生 500円
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H29.6.17
住所: 滋賀県近江八幡市新町3丁目15
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