国の史跡に指定されており一部建物が復元されている上総国分尼寺跡
2017年07月25日
史跡上総国分尼寺跡は、市原市が古代上総国の政治・文化の中心地であったことを象徴する歴史的文化遺産です。国分寺は、今から1250年ほど前の奈良時代の中ごろ、国の平和と繁栄を祈るために、全国60か所余りに建てられた僧寺と尼寺からなる国立寺院です。
国分寺が創建された天平年間の初めは、正倉院宝物に代表される国際色豊かな貴族文化が花開いた華やかな時代の印線とは裏腹に、異常現款が続き、天候が不順で作物が実らず、人びとは飢えや疫病に苦しんでいました。そのうえ、政治の争いや国際関係の緊張が人びとの不安と苦悩をつのらせました。自らを「三宝の奴(仏教のしもべ)」というほど仏教をあつく信仰していた聖武天皇と光明皇后は、こうした社会不安や政治の混乱を仏教の力でしずめ、人びとの心をひとつにまとめるために国分寺や東大寺を建立したのです。
それから300年近くの間、国分寺は国家仏教の拠点として、地方に仏教を広め、文化の向上に大きな役割をはたしました。
上総国分寺は、全国有数の規模を誇り、伽藍もよく整った代表的な国分寺です。とくに、尼寺は寺域が全国で一番広く、発掘調査によって付属施設を含めた古代寺院の全貌が初めて明らかになった国分尼寺跡として、昭和58(1983)年と昭和61(1986)年に遺跡の主要部が国の史跡に指定されました。
市原市では、平成2(1990)年度から整備を開始し、平成5(1993)年度には、文化庁の「ふるさと歴史の広場」事業として建設した復元中門と展示館を、平成9(1997)年度には「地域中核史跡等整備特別事業」として建設した復元回廊を公開しました。
展示館では、史跡の見学に先立ち、映像や展示により国分寺建立の歴史的背景や史跡の特色が理解できるよう工夫されています。
(パンフレットなどより)
(史跡上総国分尼寺跡展示館)
開館時間 9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、12/29〜1/3
入館料 無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H29.7.13
住所: 千葉県市原市国分寺台中央3丁目5番地2