新納忠元の墓（伊佐市・旧大口市）

新納忠元は、永禄12（1569）年9月、44歳の時大口地頭に着任してから、慶長15（1610）年12月3日、85歳の老齢で没するまで、前後40年に近い半生を大口地頭で過ごしています。忠元の教育は今も脈々として薩摩に残り、幾多の英才や廉潔にして優れた子弟を育てるもとになった「二才咄格式定目」という教訓をつくられました。
忠元が逝去した後、遺体は原田天龍寺（興善院）で荼毘（火葬）に付され、この地に眠ってます。忠元の死に対して追随し殉死を願い出る者多数ありましたが許可されず、伊地知又十郎と宮竹休兵衛の2人だけは許されました。
後の50名余りは自分の指を切って殉葬したといわれています。忠元廟に忠元の法名「耆翁良英庵主」と刻まれた宝篋印塔の墓石塔と隣に忠元の妻、前方に殉死2名の合わせて4つの墓石塔が霊屋に安置され静かに眠っています。
（現地説明板などより）

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
H30.1.31

住所: 鹿児島県伊佐市大口原田