「丹波佐伯の燈籠祭」と呼ばれる夏祭りが行われる薭田野神社
2018年08月29日
薭田野神社は和銅2(709)年丹波国守大神朝臣狛麻呂により佐伯郷の産土神として創建されました。平安時代には延喜式(927)にも登載され全国の神社の中でも由緒正しい古い社に属します。
祭神は保食命(うけもちのみこと)大山祇命(おおやまずみのみこと)野椎命(のづちのみこと)の三柱で五穀豊穣の守護神です。鎮守の森中央の土盛は弥生時代以来の祭祀跡と伝わります。
御本殿南側塀内の京式八角石燈籠は鎌倉時代の作で国の重要美術品に指定されています。
8月14日に行う夏祭りは「丹波佐伯の燈籠祭」と呼ばれ五穀豊穣と男女和合を祈願する祭です。平安朝以来の大祭・奇祭として今に伝わっています。貞観元(859)年に御所より当神社に奉納された「五基の神燈籠」は当時の一年間の稲作の様子が五場面に表わされており、毎年地元で再現し祭の中心となります。「燈籠祭」と呼ばれる所以でもあります。
日本書記に記されたとおり保食命の体内から発生した五穀の実生苗を毎年発芽させて神輿にのせるなど全国に例の無い貴重な五穀豊穣祈願の祭で、平成21(2009)年には国の「重要無形民俗文化財」に指定されています。勇壮な燈籠追いや太鼓掛け、燈籠吊りなどの神事と共に、奉納される人形浄瑠璃は日本一小さい串人形を台の上で操る台語りの形式を持っています。
尚、当神社は平安時代中期より真言宗の寺院を併設した神宮寺として栄え、鎌倉時代以降は稗田八幡宮と称し疫病退散・健康長寿の霊験あらたかな社として信仰を集めました。明治の神仏分離令により寺院を廃し元の「薭田野神社」としました。
古来女性の守り神としても知られ、最近では悪病退散・癌封治の社としても全国的に信仰を集めています。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS M6
H30.8.1
住所: 京都府亀岡市薭田野町佐伯垣内亦1