不動院岩屋堂(若桜町)
投入堂形式の建築・不動院岩屋堂
2018年10月03日
不動院岩屋堂は、大同年間(806〜810)、飛騨匠の創建と伝えられています。
現在の建物は鎌倉時代に源頼朝が再建したと言われていますが、形式手法から室町時代初期の建築と思われます。
羽柴秀吉の鳥取城攻略の際、他の建物は兵火にかかり焼失しましたが、この堂だけが残ったと伝えられています。
鳥取県では有数の古建築で、三朝町の三徳山三仏寺投入堂と同じように修験道の道場であったものと推定され、間口約7m・奥行き約10m・高さ約13mの天然の岩窟内にある投入堂方式の建造物です。
正面3間(5.4m)・側面4間(7.1m)で屋根は前方が入母屋造りで、後方は切妻造り、床下は舞台造りとなっています。
本尊の黒皮不動明王は高さ1.2mの坐像で、弘法大師の作と伝えられています。東京にある目黒不動と目赤不動とともに日本三大不動明王と言われています。毎年3月28日と7月28日には護摩法要が行われ、本尊の不動明王が一般公開されます。
安永年間(1772〜1781)に大修理が行われています。
昭和28(1953)年11月14日、国の重要文化財の指定を受けています。
昭和32(1957)年3月31日に18ヶ月を費やした復元工事で、ほぼ建立当時の姿態に復しました。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
H30.9.16
住所: 鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂
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