慈恩護国禅寺［慈恩寺］（郡上市・旧八幡町）

慈恩護国禅寺は、山号は鐘山、臨済宗妙心寺派の寺院です。
慶長11（1606）年、八幡城主遠藤但馬守慶隆が開基となり、京都大本山妙心寺の円明国師（南化玄興禅師）を勤請し、その高弟半山禅師を迎え、釈迦如来を本尊とし創建されました。
境内には慶隆の嫡男遠藤慶勝、生母智勝院殿、高松院殿及び、金森台近公の各霊廟が建立されています。
元文3（1738）年、「護国」の称号と青蓮院宮一品親王の書成る勅願を下賜、また棠林和尚代には禅堂が開かれました。
明治26（1893）年、大水害にて裏山が崩壊し、山門、勅使門のみを残し全て埋没しました。
時に明治天皇勅使片岡侍従を差し遣わされ、御見舞いを賜りました。
3年後に復興されて現在に至っています。
庭園は荎草園といい、雄大な岩山を背景とし、池の周囲にもみじを加え、絶えず響き渡る滝の音が、幽玄で豪壮な雰囲気をかもしだす、室町様式庭園です。春の芽吹き、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、それぞれに趣き深く、四季の移り変りを味わうことができる庭園です。

拝観時間　9:00〜17:00（12〜2月は16:30まで）
拝観料　　大人500円　小・中学生300円
※不定休　冬季積雪時休観となる場合あり


Photo Canon EOS 5D MarkIV
H30.11.10

住所: 岐阜県郡上市八幡町島谷339