市島邸(新発田市・旧豊浦町)
旧豪農の市島家の屋敷・市島邸
2019年05月25日
市島邸は新発田市(旧豊浦町)にある旧豪農の市島家の屋敷です。
市島家はもと丹波(兵庫県)の出身で、慶長3(1598)年始祖治兵衛の頃、溝口家の新発田移封に当たり加賀大聖寺より随従し、次第に栄華を極めました。
市島宗家は当初、五十公野(現新発田市)に居を定め、次いで水原に移り、福島潟の干拓を中心に蒲原平野の開発に努め、ついには県内有数の大地主として、北越屈指の豪農となりました。
その後、戊辰の役で水原の邸宅が戦火をうけて焼失したため、市島家七代徳次郎(静月)が旧中浦村大字天王の地に移り、新たに現在の市島邸本邸を造営しました。
この邸宅は敷地八千余坪、建坪六百余坪に及び、建物の大半は明治初期の代表的住宅建築で、これを囲む回遊式の庭園(静月園)の各所に歌碑が建ち、広い池をとりまく樹木はそれぞれの四季を映しています。
昭和37(1962)年3月、表門、玄関、朔月閣、南山亭、松籟庵、水月庵、説教所など十二棟一構が、新潟県指定文化財に指定されました。湖月閣についてはただし、平成7(1995)年4月1日に発生した新潟県北部地震で全壊してしまいました。
開館時間 (4月~11月)9:00〜17:00(入館は16:30まで)
(12月~3月)9:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日 水曜日(祝日の場合翌日)、12月29日~1月3日
入館料 大人600円 小中学生300円
Photo EOS 5D MarkⅣ
R1.5.2
住所: 新潟県新発田市天王1563番地
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