兵主神社（丹波市・旧春日町）

兵主神社は、延喜式内神社で聖武天皇の天平18（746）年に兵庫の守護神として春日町黒井の地に御鎮座されました。
祭神は大名持大神で、五穀豊穣の神で全国の兵主神社と同様、武を司る「兵庫」の神様です。
また、戦国時代から疱瘡の守り神としても有名で、流行の時は皇子やお生まれになったときには内侍司から女官の代参がたてられ、疱瘡にかからないよう祈願されたと伝え荒れています。宮家をはじめ、公卿や領主、一般住民の信頼も厚く、流行時には参詣の人がひきもきらず列を作ったといわれています。
また、古くから関白近衛家と大変関係が深く、鳥居の額をはじめ、数々の献上物が宝物として保存されています。
周囲の社叢には多くの巨木があり、中低木や草木をはじめ高木にまつわるツル植物など豊かな植生を保っています。
社叢全体が兵庫県の環境緑地保全区域となっている貴重な鎮守の森です。社殿に向かって右裏手にある「オガタマノキ」は樹齢300年の巨木で町指定の天然記念物です。
（現地説明板などより）

Photo Canon EOS M6
R2.8.14
住所: 兵庫県丹波市春日町黒井2956