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将棋頭〔白根将棋頭〕(南アルプス市・旧白根町)

圭角の石積の堤防を築いて激流を二分し水勢を弱めた将棋頭〔白根将棋頭〕
2021年05月10日
カテゴリ : 山梨県 > 観光 > 建物・史跡
御勅使川は、巨摩山地を水源として、甲府盆地に流下する急流河川で、山腹や渓岸を侵食し、大量の土砂を運び幾度となく氾濫を繰返し日本有数の大扇状地形を形成しました。
戦国の時代天文10(1541)年甲斐の守護職となった武田信玄公は、度重なる洪水で困窮していた領民を救うため一大治水事業に着手しました。
まず富士川(釜無川)の河道の安定化に着目し、それには富士川と御勅使川の合流処理が先決と考えました。
当時御勅使川は扇状地を自由奔放に流れ、現在の信玄橋付近で富士川と合流していました。
これを巨摩山地より扇状地に流れ出る白根町駒場付近において石堤「石積出し」を雁行状に何本も築いて流路を北東に向けました。さらにその下流白根町有野地先で圭角の石積の堤防を築いて激流を二分し水勢を弱めました。この分流堤の形が将棋の駒の頭部に似ていることから「将棋頭」と人々は呼び今日に言い伝えられています。
二分された水流の一方は新河道を開削して主流としさらに下流の韮崎市竜岡町下条南割地先で将棋頭を築きここで分流し左支流の割羽沢川の合流を調整しました。
一番目の将棋頭で分流された旧河道を前御勅使川と呼び、新しく開削された河道を後御勅使川又は本御勅使川と呼びました。
現在の流路は本御勅使川を流れています。割羽沢川を合流した水流を富士川との合流点で「16個の巨石」を並べて高岩に打ちつけるようにしました。又一方前御勅使川を流下してきた水流を高岩からはね返る富士川に合流させ一層水勢を弱めました。
さらに高岩より下流に延々と堤防「信玄堤」を築き甲府盆地全域を洪水から防ぎました。この一連の大治水事業に費やした年月は約20年間といわれています。当時は新川の開削、築堤等工事はすべて人力で行うより他になかったほか資材も石材、竹木、土砂等すべて現地の材料でまかなっており、又工事途中で何度となく洪水を受けたことと思われます。
まして戦国の世、隣国との戦火に明け暮れながらこの一大事業は想像を絶する難工事であったことが現存する遺構から偲ばれます。後にこの治水事業の工法は、わが国における河川砂防工学の祖といわれ「甲州流河防法」と呼ばれ日本各地で用いられております。御勅使川は明治時代に入り本格的に砂防事業が起され現在まで継続されております。すでに前御勅使川は廃河川として埋められており、改修された本御勅使川が安定した状態で富士川に合流しております。
ここに偉大な先人とその功績を偲び残された遺構を後世の人々に引継ぐため砂防公園として整備したものであります。
(現地説明板などより)
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.4.3

住所: 山梨県南アルプス市有野

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