宮光園（甲州市・旧勝沼町）

宮光園は、宮崎光太郎が創業した葡萄酒醸造所と観光葡萄園の総称です。
「宮崎光太郎のブドウ園」なので宮光園と呼ばれます。
明治10（1877）年祝村下岩崎（現甲州市勝沼町下岩崎）に設立されたわが国初の民間ワイン醸造会社である大日本山梨葡萄酒会社が明治19（1886）年に解散した後、醸造器具等一切を引き継いで、フランスでワイン造りをした土屋龍憲とともに操業を開始しました。
大正元（1912）年に観光農園としても運営を始め、その総称として宮光園という名前になりました。
主屋は伝統的農家の造りをした1階部分の上に、モルタル擬石仕上げの洋館をそのまま載せたかのような姿をしていますが、明治29（1896）年に移築した養蚕農家の2階部分を、昭和3（1928）年に洋風に造り変えたものです。
現在は、日本の本格的ワイン醸造のルーツを知ることができる資料館として修復整備されており、ここから発見された貴重な映像資料や写真、当時のワインラベルなどを展示しています。

開館時間　9:00〜16:30（入館は16:00まで）
入館料　大人200円　学生100円
休館日 火曜日（祝祭日に当たる場合は、その翌日）、年末年始（12月28日～1月4日）

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.4.3
住所: 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1741