中塩田駅(上田市)
日本遺産に選定されている上田電鉄の別所線の鉄道施設・中塩田駅
2021年08月22日
令和2(2020)年6月19日 文化庁より、上田から別所温泉にかけて「レイラインがつなぐ『太陽と大地の聖地』~龍と生きるまち 信州上田・塩田平」として日本遺産に認定されました。信濃国分寺から生島足島神社、別所温泉を通るレイライン(夏至の朝、太陽が日の出の際に地上につくる光の線)沿いに多数分布する神社仏閣や雨乞いの祭り等に見られる様々な「祈りのかたち」を題材とし、降水量が少ない風土で身近な山々に宿る龍神と密接に関わってきた塩田平の人々の暮らし等についてまとめたストーリーが認定されたものです。構成文化財の一つに、上田電鉄の別所線の鉄道施設があります。
蚕都上田を支えた鉄道網のうち、唯一現役なのが別所線です。上田から別所温泉に至るこの路線は大正 10(1921)年に開通しました。
電車が上田駅を発つと間もなく真っ赤な鉄橋を通って千曲川を渡ります。この千曲川橋梁は、大正13(1924)年の建設で、橋長は224m、橋桁はプラットトラス5連からなり、一番端の斜材(コリションストラット)を持っているのが特徴です。また、中塩田駅や別所温泉駅など、駅舎に近代の趣きを残す建物が多いことも特徴です。
別所線の上田駅から別所温泉駅まで11.6kmの軌道は、下之郷駅から大きく西に曲がり、終点の別所温泉駅までの軌道は、まるでレイラインに沿って夫神岳に向かっているように見えます。
中塩田駅は、大正10(1921)年6月17日、五加駅として開業し、昭和4(1929)年3月3日中塩田駅に改称されました。
昭和47(1972)年、無人駅となりました。
大正ロマンが漂う木造駅舎で、平成21(2009)年に駅舎が改修・整備され、再塗装が施されたほか、平成24(2012)年にはホームも改修され電車との段差が無くなりました。
映画では、「零 ゼロ」、「告別」、テレビドラマでは「水っぽかったカルピス」のロケ地になり、川嶋あいの「「さよなら」「ありがとう」~たった一つの場所~」 のPVロケなどに使用されています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.7.23
住所: 長野県上田市五加
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