別所温泉大湯〔葵の湯〕(上田市)
木曽義仲、そして北条義政の伝承を今に伝える別所温泉大湯〔葵の湯〕
2021年08月22日
今から約1500年前、日本武尊が御東征の折に信濃に入り別所のお湯を発見したと伝えられています。
別所温泉がわが国最古の温泉と云われるゆえんです。以来絶え間なく湧き出ている源泉は、北向観音の御加護によるものといわれ、泉質は特に女性の肌に素晴らしく、かつては近郷の娘さんがお嫁に行く時には必ず別所のお湯に入りすっかり肌を整えてからお嫁入りしたといわれています。
数ケ所の湧出口のうち、「石湯」「大師湯」「大湯」など、昔から由緒のある名湯は共同浴場(外湯)として現在も土地の人々に親しまれています。
木曽義仲、そして北条義政の伝承を今に伝えるのが大湯です。「木曽義仲ゆかり葵の湯」と呼ばれるのは源義仲が、妾の葵と入浴したのがその名の由来です。
大湯の湯小屋を建てたとされる北条義政は、信濃国塩田荘を領有したため塩田北条氏の初代となった武将で、安楽寺八角三重塔を建立したと伝えられますが、同時に、大湯に浴室を設えたとされています。
(木曽の冠者義仲は、正月すゑから信濃の別所温泉へ療養に來てゐた。彼の陣所、依田はこの別所や上田平などをふくむ塩田ノ庄のすぐ隣り村なのである。
「葵もうこゝも飽いたであろ」
「いいえ飽くどころか、殿とこうして居るならば、いつ迄もと願うてをります」……略……
御湯屋は俄ぶしんだが木の香も新しく湯は湯槽にあふれて清々と流れてゐる。
この建物さへ、彼女に療養させるため、義仲が、急に命じて造らせたものである」(吉川英治著「新平家物語」巻十三より)
営業時間 6:00 ~22:00
定休日 第1・3水曜日
入浴料 150円
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R3.7.23
住所: 長野県上田市別所温泉215−1
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