黒山三滝(越生町)
男滝と女滝、下流の天狗滝の総称・黒山三滝
2022年01月25日
越辺川支流の、秩父中・古生層の断層に形成された、上下二段のの男滝(落差11.2m)と女滝(落差4.5m)、下流の天狗滝(落差13.6m)を総称して黒山三滝と呼んでいます。
室町時代の応永5(1398)年、栄円は熊野神社を本宮、男滝を那智社、天狗滝を新宮に見立てて、関東の修験道の拠点、山本坊を開きました。江戸時代初めに西戸村(現毛足山町)に移った後も「越生山本坊」と称し、京都聖護院を本山とする「本山派修験二十七先達」の一つとして、百五十もの「霞」(地 域組織)を支配していました。天狗滝奥の大平山には栄円の墓があり、修験道の開祖役行者(役小角)の石像が祀られています。
幕末期には、津久根村(現越生町大字津久根)出身で、新吉原で成功を収めた新井宗秀こと尾張屋三平によって、江戸市中に紹介されました。明治になると鉱泉が発見され、県内有数の観光地として知られるようになりました。昭和25(1950)年には新日本観光地百選、瀑布部門の第9位に選ばれています。
平成12(2000)年5月5日には、埼玉新聞社の「21世紀に残したい・埼玉ふるさと自慢100選」に選出されています。
当地周辺は暖地性植物の宝庫で、シダ類のアオネカズラの北限自生地として、県の天然記念物「黒山の特殊植物群落」に指定されています。また、日本蘇苔類学会は、「黒山三滝と越辺川源流域」を「日本の貴重なコケの森」に選定しています。
写真:男滝・女滝
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R3.12.29
住所: 埼玉県入間郡越生町黒山
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