糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層露頭・フォッサマグナパーク
2022年07月27日
フォッサマグナパークはジオパークの名を世界で最初に冠した平成2(1990)年に開園した野外博物館です。日本列島を二分する糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層露頭やフォッサマグナの海に噴出した日本最大の枕状溶岩があります。平成29(2017)年10月中旬から園内の遊歩道を一時通行止めにし断層の状態をより分かりやすくするため露頭の改修工事を行い、平成30(2018)年8月1日に開園式を行い、8月2日に再オープンしました。
フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に日本に来たドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、命名しました。
日本海から太平洋までのびる1~3億年以上前にできた古い岩石の溝に 2000万年前以降にできた新しい地層がたまったものなので、上空から見下ろしてわかるような地形的な溝ではなく、山々をつくっている地層や岩石を知ってはじめてわかる「地質学的な溝」です。
糸魚川ー静岡構造線は、日本列島の真ん中を分断する断層で、フォッサマグナの西側の境界です。また、この断層を境に東日本と西日本が地質学的に分けられ、さらに北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界とも考えられています。
断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石と、西側の約3億年前の岩石が接しています。姫川は暴れ川だったため、渓谷に沿って道をつくるのは危険でした。そのため、山間地の断層に沿うなだらかな地形を結んで道がつくられました。当時の道はよく保存され、道標、石仏、茶屋跡などが残り「風景街道」にも登録されています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.7.16
住所: 新潟県糸魚川市根小屋