由良比女神社(西ノ島町)
由良比女神社は島前の一宮で、『続日本後紀』に仁明天皇 承和9(842)年9月の条に、「隠岐国智夫郡由良比女命神・・・並預官社」と記されている古社で隠岐に4つある名神大社(927年に作られた神社のリスト「延喜式神名帳」で特に格が高い神社とされたもの)のひとつです。
由良比女命という名前の神は全国でもこの神社だけにしか祀られていません。
神名帳では元名和多須神とあります。神社の立地、祭りの様式、神にまつわる伝説など、さまざまな点で海の幸(特にイカ)との関係が伺えます。
由良比女命が芋桶に乗って海を渡っている時、海に浸した手を鳥賊が引っ張ったので、そのお詫びの印に毎年由良の浜に鳥賊の群れが押し寄せるようになったと伝えられています。神武天皇の御代に祭神が「いか」を手に持って現れたとも伝えられています。また、もと知夫里島の「いか浜」にあったが浦郷の由良の浜に神社が遷されてから「いか」・が「いか浜」には寄らなくなったとも伝えられています。
本殿の建築様式については、かつて「大社造変態」と称していたが、「春日造」に近い処から現在では「春日造変態」ということになっています。しかし、このような様式のものを出雲では「明神造」と称しています。
海辺に立つ鳥居は、西ノ島最大の祭りである由良比女神社の大祭のコースに立っています。
2年に一度おこなわれる大祭では神輿がここを通って漁船に乗り、神楽が奉納された後、島前の内海を一巡します。
Photo Canon EOS 5D Mark IV
R5.5.4
住所: 島根県隠岐郡西ノ島町浦郷922
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