• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!

興津坐漁荘(静岡市清水区〔旧清水市〕)

西園寺公望の別邸で、元の建物が明治村に移築された後に復元・興津坐漁荘
2023年12月15日
カテゴリ : 静岡県 > 観光 > 建物・史跡
坐漁荘(ざぎょそう)は、明治の元老であった公爵・西園寺公望が大正9(1920)年に 静岡県庵原郡興津町(現在の静岡市清水区)に建てた別邸です。
政治の中枢から離れ、興津の地に別邸を建て、『のんびりと魚釣りでもして過ごすつもり』という意味を込めて『坐漁荘』と命名し、東京府東京市神田区駿河台の私邸から移り住みました。坐漁荘の名は、子爵渡辺千冬の命名で、周の文王が呂尚(太公望)が坐漁する場に会い、礼厚く迎え軍師としたという中国の故事に因ります。
設計は住友本社の建築技師・則松幸十が行い、京都から大工を呼び寄せ建てられました。
居間からは、遠くにかすむ伊豆天城の連峰、目前には三保の松原が見渡せ、砂浜の漁船や干し網の近景が庭越しに広がっていました。
隠棲生活を望んだ本人の意思と裏腹に、大正から昭和にかけて激動する日本の政治の数々の局面でクローズアップされた舞台となりました。当時の日本政界の中枢人物による「興津の坐漁荘詣で」が頻繁に行われたといわれています。
昭和15(1940)年に公望が亡くなった後は、西園寺家より高松宮宣仁親王に譲渡されました。戦後、宣仁親王の義弟にあたる徳川慶光が一時的に居住しましたが、その後は再び西園寺家に戻ります。
建屋の老朽化が著しくなった昭和43(1968)年に、博物館明治村(愛知県犬山市)への移築話が纏まり、昭和45(1970)年に明治村での移設公開が始まりその後、平成15(2003)年には登録有形文化財に登録されました。
現在、興津に存在するものは平成16(2004)年に復元されたものです。
坐漁荘は、公が好んだ竹の欄間の精密な造作を始め、優れた職人技が凝縮された建築物です。静岡市は、この建物の歴史的経過を踏まえ、歴史的文化財として、もとにあったこの地にできる限り忠実に復元しました。
興津坐漁荘の名称で一般に公開されています。

開館時間
 平日 10:00~17:00
 土・日・祝日 9:30~17:30
定休日 月曜、年末年始(月曜祝日の場合は翌平日 )
利用料 無料

Photo Canon EOS 5D Mark Ⅳ
R5.11.19
住所: 静岡市清水区興津清見寺町115

関連リンク

イイね!0件




タグ

地図

関連情報

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #レヴォーグ レヴォーグBピラー静音化 https://minkara.carview.co.jp/userid/157690/car/1902122/8170099/note.aspx
何シテル?   04/01 22:18
ドライブで史跡巡りをやっています。 戦国時代の城・幕末がメインですが、史跡は全般的に好きです。 あとMacやデジタル製品など「新しいもの」も大好きです。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

沖縄県編 
カテゴリ:お勧めスポット都道府県別リンク
2024/06/26 22:49:38
 
鹿児島県編 
カテゴリ:お勧めスポット都道府県別リンク
2021/08/26 23:05:24
 
宮崎県編 
カテゴリ:お勧めスポット都道府県別リンク
2021/08/22 08:03:34
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
H27.3レガシィBPより乗り換え
ホンダ PCX ホンダ PCX
H26.3購入しました。
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
H18.3アコードワゴンから乗り換えました。
ホンダ スペイシー100 ホンダ スペイシー100
2ストのリード100から乗り換え。 少しパワー不足でした。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation