碧血碑（函館市）

箱館戦争で戦死した土方歳三や中島三郎助父子をはじめ、北関東から東北各地での旧幕府脱走軍戦死者の霊を弔っているのが、この碧血碑です。
石碑は、7回忌に当たる明治8（1875）年、大鳥圭介や榎本武揚らの協賛を得て、東京から船で運ばれたもので、碑の題字は戦争当時陸軍奉行であった大鳥圭介の書といわれています。
碑の台座裏に、碑建立の由来を示す16文字の漢字が刻まれていますが、その表現力からは、旧幕府脱走軍の霊を公然と弔うには支障があったことが推測されます。
なお、碧血とは「義に殉じて流した武人の血は３年たつと碧玉になる」という、中国の故事（荘子）によるものです。
箱館戦争の生き残りである榎本武揚・大鳥圭介らが柳川熊吉と協力して建立しました。
（現地説明板などより）

H17.7.16
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.7.16（写真差し替え）
住所: 北海道函館市谷地頭町