文殊仙寺(国東市〔旧国東町〕)
文殊仙寺は山号は峨眉山、天台宗の寺院です。
日本三文殊の一つとされ、国東半島の中央に位置する標高614mの文珠山中腹に有り、大化4(648)年役之行者の開基とされ、六郷満山は勿論、日本三文殊随一の古刹です。
役之行者は、女殊山中(現在の奥之院)に於いて坐禅観法中、唐の五台山にて文殊菩薩を感見し御尊像を奥之院本殿文殊堂に泰安したのが当山の始まりとされております。
御本尊文殊師利菩薩は、大吉祥菩薩にして一切紫生の智恵の母であり智恵無量福徳円満の威神力を持ち智恵授けの霊地、日本三文殊の一として広く知られ「三人寄れば文殊の智恵」の発祥地とされております。
御尊像は青銅で千年以上前に渡来した時より秘仏とされ、卵年の守り本尊であることから今日では12年に1度卯年の春・秋大祭において御開扉しています。
奥之院岩窟からは霊水が湧出し智恵の水と呼ばれ参詣の善男善女はこの智恵の水を頂き、勉学の智恵は勿論、生きていくうえでのありとあらゆる実践の智恵を授かるとされております。又子供が生まれると無事成長を願い必ず「虫封じ」「智恵貰い」に参拝し入学、進学、就職・資格など各種合格祈願の参詣者も全国より訪れております。
尚当山は七一八年(養老二年)仁聞菩薩により開創された六郷満山末山(布教の根本道場)の本寺として最盛期には十二の未寺を有し境内には二十五の堂字が建ち並び大聖不動明王を本坊円粒院(現在の客殿)に安置し、山中は六郷満山峯入行の行場の一つであり従古より文殊菩薩・不動明王の信仰と共に護摩祈願の根本道場としても知られています。
拝観時間 9:00〜16:30
拝観料 無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.12.30
住所: 大分県国東市国東町大恩寺2432
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